三田文学短篇選

三田文学短篇選

ミタブンガクタンペンセン

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三田文学創刊以来の名作から選びぬいた13の短篇 創刊100周年の文芸誌「三田文学」に掲載の短篇小説を精選。森鷗外「普請中」 久保田万太郎「朝顔」 水上瀧太郎「山の手の子」 石坂洋次郎「海をみに行く」 坂口安吾「村のひと騒ぎ」 原民喜「夏の花」 松本清張「記憶」 吉行淳之介「谷間」 安岡章太郎「逆立」 伊藤桂一「形と影」 坂上弘「バンド・ボーイ」 津島佑子「粒子」 立松和平「ともに帰るもの」 田中和生 文芸雑誌「三田文学」は、1910年5月に創刊された。初代の編集長は永井荷風、発行所は慶応義塾内の三田文学会である。(略)永井荷風が示した方針は、学校当局が望んだような早稲田に対抗して慶応の名を上げるという、世俗の利害に囚われたものではなかった。自らも慶応の外部から呼ばれた文学者であることに示されるように、それはまず「公」に向かって誌面を開き、なにより読者のための雑誌を作ることだった。そのことは、当時の文芸雑誌としては異例なほど創作が充実しているという、誌面の構成によく表われている。――<「解説」より>

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三田文学短篇選
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三田文学短篇選

発売日:2010年09月12日

三田文学創刊以来の名作から選びぬいた13の短篇 創刊100周年の文芸誌「三田文学」に掲載の短篇小説を精選。森鷗外「普請中」 久保田万太郎「朝顔」 水上瀧太郎「山の手の子」 石坂洋次郎「海をみに行く」 坂口安吾「村のひと騒ぎ」 原民喜「夏の花」 松本清張「記憶」 吉行淳之介「谷間」 安岡章太郎「逆立」 伊藤桂一「形と影」 坂上弘「バンド・ボーイ」 津島佑子「粒子」 立松和平「ともに帰るもの」 田中和生 文芸雑誌「三田文学」は、1910年5月に創刊された。初代の編集長は永井荷風、発行所は慶応義塾内の三田文学会である。(略)永井荷風が示した方針は、学校当局が望んだような早稲田に対抗して慶応の名を上げるという、世俗の利害に囚われたものではなかった。自らも慶応の外部から呼ばれた文学者であることに示されるように、それはまず「公」に向かって誌面を開き、なにより読者のための雑誌を作ることだった。そのことは、当時の文芸雑誌としては異例なほど創作が充実しているという、誌面の構成によく表われている。――<「解説」より>

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