残火
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ノコリビ

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この男が叩っ斬るのは、誇りを失くした日本そのもの――。 衆議院議員会館の一室から、男が1億円の現金を持ち去った! 新人衛視・富士見は、犯人が纏う異常な殺気に身震いする。元マル暴刑事のベテラン衛視・久能は監視カメラの画像を見て驚愕する。そこに映った男は、仁義をなくしたヤクザの世界に背を向け、足をあらったはずの”伝説の極道”・花田だった。 政治家とつるんだ、かつての弟分・矢村率いるヤクザの追撃を振り切り、北へ向かう列車に乗り込む花田。 “伝説の極道”は、なぜ北を目指すのか。その終着駅に何があるのか。久能と矢村が最後にたどりついた、花田の「遺言」とは。 不器用な男が刻む、日本人の忘れ物。 講談社創業100周年記念出版

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発売日:2012年07月13日

議員会館から、闇献金の一億円を強奪した犯人は、かつて”人斬り秀”と言われた元ヤクザの花田。花田のかつての弟分、花田を追い続けてきた元警官、暴力団とつながっている現職警官――花田の行方を捜し、追い続ける彼らと、残りの命が長くない花田。『地の底のヤマ』で炭鉱の町・大牟田を舞台に見事に男の世界を描いた西村健が男を描ききる!講談社100周年書下ろし作品にして、日本冒険小説協会大賞受賞作。(講談社文庫) 議員会館から、闇献金の一億円を強奪した犯人は、かつて”人斬り秀”と言われた元ヤクザの花田。足を洗って豆腐屋稼業をつとめていた花田の目的は何なのか?闇献金の存在を隠滅したい国会議員、献金の間に入っていた花田のかつての弟分、花田を追い続けてきた元警官、裏で暴力団とつながっている現職警官――花田の行方を捜し、追い続ける彼らと、残りの命が長くない花田。 欲望とはなにか、ヤクザとはなにか、男とはなにか。 『地の底のヤマ』で炭鉱の町・大牟田を舞台に見事に男の世界を描ききった西村健が「なぜここまで」とも思える男の信念を燃やし尽くす! 講談社100周年書下ろし作品にして、日本冒険小説協会大賞受賞作!

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