
私に萌える女たち
ワタシニモエルオンナタチ
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私が主役、という生き方 大人カワイイ、キャリア妊婦、自分婚……。女性ファッション誌が誕生して40年。女性たちの「私探し」は、今や「私萌え」に激変した。 20世紀の女の一生は相も変わらず、何かをあきらめること、つまり、どちらかを取捨選択することの連続だった。結婚すれば仕事をあきらめ、仕事を取れば結婚をあきらめ、子供を産めば美しさをあきらめてきたのだ。それは、よき妻、よき母として生きること、すなわち結婚で夫の人生の脇役になること、出産で子供の人生の脇役になることを求められてきたからである。しかし、結婚しても出産しても、私は決して一生、主役を降りない。妻と呼ばれようが母と呼ばれようが、私の人生の主役は私。むしろ、夫や子供を脇役に従えて、貪欲に、姫として生きていく。欲張り女が美しい――女性ファッション誌は、40年かかってようやくそこにたどり着いた。――<本文179ページ>
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私に萌える女たち
発売日:2010年10月01日
私が主役、という生き方 大人カワイイ、キャリア妊婦、自分婚……。女性ファッション誌が誕生して40年。女性たちの「私探し」は、今や「私萌え」に激変した。 20世紀の女の一生は相も変わらず、何かをあきらめること、つまり、どちらかを取捨選択することの連続だった。結婚すれば仕事をあきらめ、仕事を取れば結婚をあきらめ、子供を産めば美しさをあきらめてきたのだ。それは、よき妻、よき母として生きること、すなわち結婚で夫の人生の脇役になること、出産で子供の人生の脇役になることを求められてきたからである。しかし、結婚しても出産しても、私は決して一生、主役を降りない。妻と呼ばれようが母と呼ばれようが、私の人生の主役は私。むしろ、夫や子供を脇役に従えて、貪欲に、姫として生きていく。欲張り女が美しい――女性ファッション誌は、40年かかってようやくそこにたどり着いた。――<本文179ページ>