
十五万両の代償 十一代将軍家斉の生涯
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華美・豪奢にして 江戸時代の黄金期を 創出した未曾有の将軍 53人もの子を成し、「オットセイ将軍」とも呼ばれた 徳川家斉は、自由放任・放漫財政で好景気を演出した。 しかし自らの欲望が高じて生じた、幕府への大いなる代償とは。 「倹約はもう飽きた。贅沢をしたい。贅沢をして思いっきり羽根を伸ばしたい」 側近・水野忠成に命じて、世界経済史上類例のない 画期的な財政再建を行った徳川家斉。 好景気に沸く、爛熟した化政文化を演出しながらも、 自らの欲で、幕府は大きな代償を払うこととなる。
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十五万両の代償 十一代将軍家斉の生涯
発売日:2010年12月15日
寛政の改革から爛熟の化政文化へ――御三卿の一橋家から思いがけず将軍となり、53人もの子をなし、孝心篤く実父治済(はるさだ)と自身に官位を望んだ家斉。政治の実権を握っていた松平定信を追い落とし、老中首座となった水野忠成(ただあきら)とともに舵を切ったインフレ政策の先見性と思わぬ陥穽(かんせい)。目から鱗が落ちる歴史小説。(講談社文庫) 傑作歴史小説 「オットセイ将軍」の隠された真実! 寛政、天保という2つの改革の間に花開いた黄金時代。貨幣改鋳を行った水野忠成は、倹約を唱えた松平定信や水野忠邦よりも愚かだったのか? 寛政の改革から爛熟の化政文化へ――御三卿の一橋家から思いがけず将軍となり、53人もの子をなし、孝心篤く実父治済(はるさだ)と自身に官位を望んだ家斉。政治の実権を握っていた松平定信を追い落とし、老中首座となった水野忠成(ただあきら)とともに舵を切ったインフレ政策の先見性と思わぬ陥穽(かんせい)。目から鱗が落ちる歴史小説。