食肉の帝王―巨富をつかんだ男 浅田満
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食肉の帝王

ショクニクノテイオウ

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食肉業界のドンの素顔と野望!! 同和と暴力を足がかりに巨万の富を築き上げた男のタブーに迫る! 三千坪の大豪邸に住み、百億円を「節税」する。山口組五代目から鈴木宗男・太田房江などの政財官界、スポーツ・芸能界まで幅広い親交を持ち、BSE牛肉騒動では凄腕の錬金術を発揮する。 浅田は、少なくとも名前ぐらいは知る人に、ある種おそれと畏敬の念をこめて語られる存在である。一言で浅田をいうなら、同和と食肉、2つの行政の不備を上手に食い、途方もなく肥え太ったゴッドファーザーとなろうか。(中略)浅田は金力、政治力、権力、暴力……力という力を一手に握り、発揚し、増幅させ、今日の大を築き上げた、現代では稀にみる立志伝中の人なのだ。(序章より抜粋) ●浅田満という男 働き者の奉公人 ●羽曳野の傑物 ナンバー2として目立たない存在に徹する●暴力を背景に事業を拡大 ●輸入牛肉で儲ける ●長者番付に登場しない億万長者 ●中川一郎との深い関係 追い返された金丸信 ●山口組五代目・渡辺芳則との深い仲 ●ハンナン資金で当選した鈴木宗男 ●太田房江知事に質す ●狂牛病騒動で焼け太りしたハンナン ●いい加減な「検品」を許した農水省の責任 ●全箱検査もせずに焼却処分 ●検査情報も漏れていた ●浅田に仕える羽曳野市長 ●ドンのカネに群がったスポーツ芸能人 ●あっせん収賄どころか贈収賄の疑いも ●捜査機関のリストが明かすグループ企業 ●「同和」に名を借りた公金の食い荒らし ●敷地三千坪に立つ”お城”(目次より抜粋)

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食肉の帝王
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食肉の帝王

発売日:2004年11月19日

講談社ノンフィクション賞受賞 金丸信から星野仙一まで政・官・財・暴を操る! 食肉店の奉公人から身を起こし、同和と暴力の威光で日本を“裏支配”した食肉業界のドンがこの1冊を機に逮捕!! “最後のフィクサー”浅田満――自民党のドンから山口組5代目、さらには宝塚スター、元横綱・北勝海に元阪神監督・星野仙一まで……その“威光”は、広く日本社会に浸透している。同和と暴力を背景に、途方もなく肥え太った男の半生を赤裸々に綴った衝撃作!!政・官・財・暴を手玉に取った「食肉業界のドン」が、狂牛病騒動に乗じてわれわれ国民の“血税”を貪(むさぼ)り喰らう様を暴く!

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