世直し大明神 おんな飛脚人
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世直し大明神 おんな飛脚人

ヨナオシダイミョウジンオンナヒキャクニン

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安政の大地震に見舞われた江戸の町で、まどかは思いがけない人に出会った NHK金曜時代劇「人情とどけます」で大人気のむすめ飛脚がまた走る 「折り入って話あり 雲母(きらず)稲荷で暮れ六つ 清」 まどかは、ふふ、と独り笑いした。お稲荷さまでの待ち合わせを告げる手紙を、お稲荷さまで読んでいるからである。――<本文より>

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世直し大明神 おんな飛脚人
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世直し大明神 おんな飛脚人

発売日:2007年05月15日

色白のやさ男にも見えるが、まどかはれっきとした女。そんじょそこらの飛脚には負けないすこぶるつきの健脚だ。縁あって同じ日に雇われた清太郎と共に江戸の街を駆け抜ける。ふたりが届ける様々な荷物には、江戸の人情が込められていた。やがてふたりが胸に秘めた過去と想いが明らかになる。江戸庶民の生活と人情をきめ細やかに描く長編時代小説。NHKドラマ「人情とどけます~江戸娘飛脚~」原作(講談社文庫)。 江戸を襲った大地震 娘飛脚がまた疾走(はし)る! 江戸の定(じょう)飛脚問屋「十六屋」当主・茂右衛門は引退を決意。清太郎とまどかに店を譲ろうとする。だが書状を届ける途中でまどかの草鞋(わらじ)の紐が切れ、永代橋の上には不吉な赤い虹が。――この夜起こる安政の大地震の前触れであった。激震に見舞われてもくじけない江戸庶民の生活と人情を描く好評シリーズ第2弾。

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