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成城だより
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成城に越して来て11年、運動は駅まで15分の片道だけ。体力の衰えに抗しつつ、富永太郎全集に集中、中原中也「山羊の歌」の名の由来を追い、ニューミュージック、映画、テレビ、劇画、広汎な読書、文学賞選考会等、80年代前半の文化、文壇、世相を俎上に載せ、憤り、感動する。70歳にして若々しい好奇心と批評精神で「署名入り匿名批評」と話題を呼んだ日記体エッセイ。上下2巻。
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最新刊情報
成城だより 下
発売日:2001年04月10日
毎月の文芸誌に目を通し、文壇のみならず時代と社会現象一般に眼を向け、自分を老生と呼びつつ、好奇心を躍動させ、文学、映画、音楽等を批評する。ランボーがスタンダールとともに自己の中に在ると感じ、また「事件」のゲラを読む。心臓、体力の限界を心配しつつ堺事件調査の旅行にも出る。「文学界」1986年2月号まで書き継ぎ大岡昇平を雄弁に語る、知的刺激と人間味溢れる好エッセイ。上下2巻。