正月十一日、鏡殺し
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正月十一日、鏡殺し

ショウガツジュウイチニチカガミゴロシ11

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「カチカチ鳥を飛ばせ」という謎の電話を傍受してしまった予備校生は、そこに犯罪の匂いを嗅ぐ(盗聴)。猫マニアの恋人を持つサラリーマンは、一瞬の狂気に取り付かれる(猫部屋の囚人)。不仲の祖母と母に挟まれた少女は鏡餅に願いを託す(表題作)。日常の中に紛れ込んだ謎、そして恐怖。ミステリー傑作集。

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新装版 正月十一日、鏡殺し
最新刊情報

新装版 正月十一日、鏡殺し

発売日:2011年12月15日

ようこそ、裏本格の世界へ――(歌野晶午) 本格ミステリ大賞二度受賞作家による処女短編集を、新装版で。 彼女が勤めに出たのは、このままでは姑を殺してしまうと思ったからだった――。夫を亡くした妻が姑という「他人」に憎しみを募らせるさまを描く(表題作)。猫のように性悪な恋人のため、会社の金を使い込んだ青年。彼に降りかかった「呪い」とは(「猫部屋の亡者」)。全七編収録。鬼才初の短編集を、新装版で。 ※本書は、1996年9月に講談社ノベルス、2000年1月に当文庫の一冊として刊行した作品の新装版です。

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