清談佛々堂先生

清談 佛々堂先生

セイダンブツブツドウセンセイ

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書画、骨董、現代美術、果ては木っ端や石くれまで、先生の眼鏡にかかれば、真の価値が見えてくる。 平成随一の目利きが美にまつわる難事をさばく。 稀代の蒐集家(コレクター)か、美に操られる「使いっ走り」か。 「気に入る花がないから、描けない」 椿絵作家として出世した関屋は、「百椿図(ひゃくちんず)」完成を前に行き詰まっていた。我楽多(がらくた)満載のワンボックス・カーで駆けつけた佛々堂先生が仕掛けた「お節介」とは?――平成の魯山人の活躍を描く全4篇

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清談 佛々堂先生
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清談 佛々堂先生

発売日:2007年09月14日

和のトリビア満載のミステリー 「お茶目」で「お節介」平成の魯山人が美にまつわる難事を解決! いつもブツブツ文句をいうから、笑った顔が仏のようだから、「佛々堂(ぶつぶつどう)先生」。平成の魯山人とも呼ばれる美の達人が東奔西走、降ってわいた難事を人知れず解決する心躍るミステリー。書画、骨董、季節の室礼(しつらい)、現代美術に美食まで……和のトリビア満載の、欲張りで心癒されるエンターテインメント! ご堪能あれ! 先生の根っこにあるのは、「美しいもの」を、自分の五感で存分に味わいたい、という、真っ直ぐな欲望、である。その欲望を充たすために大掛かりな企みを企てる(中略)勿論、先生の“見たい”“食べたい”であるからして、そんじょそこらのものではあり得ないのだけれど。――<解説より>

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