
生まれる森
ウマレルモリ
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今度あの人に触れたら、きっとわたしは死んでしまう 初めて知った恋の深い痛みと、ゆるやかな新生を描く20歳の恋愛小説 厳密には、この物語は恋愛小説とは言えないかもしれない。ただ、書き終えてみると自分自身の中にある恋愛のイメージがもっとも強く反映された作品になった。だれかを救いたいと思うこと。その相手の手を放すか、それとも掴むかの一瞬の違いが恋愛の残酷さでもある。そんな恋愛の一面を通して主人公の少女時代の終わりを書きたかった。だれもがかならず最後には森から出て行くことができるはずだと私は思っている。―――あとがきより
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生まれる森
発売日:2007年05月15日
失った恋と、再生 少女時代の終わり 失恋で心に深い傷を負った「わたし」。夏休みの間だけ大学の友人から部屋を借りて一人暮らしをはじめるが、心の穴は埋められない。そんなときに再会した高校時代の友達キクちゃんと、彼女の父、兄弟と触れ合いながら、わたしの心は次第に癒やされていく。恋に悩み迷う少女時代の終わりを瑞々(みずみず)しい感性で描く。