聖職の碑
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聖職の碑

セイショクノイシブミヒ

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伊那駒ケ岳稜線上に聳え立つ遭難記念碑……大正2年8月26日、伊那駒ケ岳登山中の中箕輪尋常高等小学校生徒ら37名は、突如襲った台風に遭難、11名の死者を出した。信濃教育界に台頭する理想主義教育と実践主義教育との狭間に、深い哀しみと問題を残したこの惨劇の実相を、著者自ら登攀取材した長篇小説。

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新装版 聖職の碑
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新装版 聖職の碑

発売日:2011年06月15日

大正2年8月、伊那駒ケ岳に登山中の生徒たちを突然の嵐が襲った 山岳小説の金字塔! 大正2年8月26日、中箕輪(なかみのわ)尋常高等小学校生徒ら37名が修学旅行で伊那駒ケ岳に向かった。しかし天候が急変、嵐に巻き込まれ11名の死者を出した。信濃教育界の白樺派理想主義教育と実践主義教育との軋轢、そして山の稜線上に立つ碑は、なぜ「慰霊碑」ではなく「遭難記念碑」なのか。悲劇の全体像を真摯に描き出す。

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