石川五右衛門(上)
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石川五右衛門

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遠州味方ヶ原に住みついた流れ者夫婦に、天啓のごとき子ができた。生まれついての大器量、5、6歳ともなれば独ら荒野を駆けて狐や狸を狩る怪童、後の大盗・石川五右衝門である。時は戦国。藤吉郎、家康、信玄らの血なまぐさい天下取らの裏で、野盗の女頭目をも配下におさめ、「人間どもの小賢しさに大砲をぶっ放す」神出鬼没の大暴れ! 奔放な想像力と自在な文体で直木賞を受賞した痛快長編。

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石川五右衛門(下)
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石川五右衛門(下)

発売日:1996年08月20日

天下取りなどいじましき限り、日本中を跳梁し、唐天竺まで駆け抜けようぞ。秀吉、家康らの攻防を笑いとばす大盗石川五右衛門。京の隠れ家に数々の名器を集め、大茶会を催す放胆無類の風流ぶりには、秀吉も驚嘆するばかり。天地に悪行善行の別などあるものかと広言し、個性的な荒くれどもを引き具して戦国の世を傍若無人、痛快に暴れまわった希代の風雲児の一生を、伸びやかな筆で描破した雄編!

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