女ともだち
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中沢けい 女ともだち

ナカザワケイ オンナトモダチ

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二十歳前後の3人の女性たちが織りなす日常の風景ーー大学夜間部に通う主人公と、二人の女ともだち。私は、10代で書いた小説で賞を受け、嘘のような生活をしていたが、そこに高校の後輩・隆子が転がりこむ。若い女性たちの生々とした光と影を見事に描ききり、「海を感じる時」で衝撃的なデビューを飾った著者の豊かな感性が弾けた中篇小説。短篇「アジアンタム」も収録。 ◎角田光代「旧友に会うまでは、話すことがいくらでもありそうだと思っていたのに、いざ会ってみると、相手に興味も持てず、接点も見つけられないと気づくことは、よくある。この場面の、空気の白々した感じが痛いほどわかる。私はずっとそれを、友だちは変わるものだからだと思っていた。成長すれば嗜好も趣味も自身の器も変わる。友人もそれにともなって変化しないはずがない。けれど友人のなかには、この感覚を薄情だと言う人もいる。」(「解説」より)

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女ともだち
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女ともだち

発売日:2010年11月11日

二十歳前後の3人の女性たちが織りなす日常の風景ーー大学夜間部に通う主人公と、二人の女ともだち。私は、10代で書いた小説で賞を受け、嘘のような生活をしていたが、そこに高校の後輩・隆子が転がりこむ。若い女性たちの生々とした光と影を見事に描ききり、「海を感じる時」で衝撃的なデビューを飾った著者の豊かな感性が弾けた中篇小説。短篇「アジアンタム」も収録。 ◎角田光代「旧友に会うまでは、話すことがいくらでもありそうだと思っていたのに、いざ会ってみると、相手に興味も持てず、接点も見つけられないと気づくことは、よくある。この場面の、空気の白々した感じが痛いほどわかる。私はずっとそれを、友だちは変わるものだからだと思っていた。成長すれば嗜好も趣味も自身の器も変わる。友人もそれにともなって変化しないはずがない。けれど友人のなかには、この感覚を薄情だと言う人もいる。」(「解説」より)

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