蝶々さん 上
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蝶々さん

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この魂、きっとアメリカへ。 明治初頭、時代の奔流に押し流されながらも次々に訪れる悲運に抗って、少女は自らの人生を切り拓こうとしていた──映像界の鬼才が新たに描く、悲劇の名作・前編

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蝶々さん(下)
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蝶々さん(下)

発売日:2011年07月15日

水月楼の女将が不審死すると、いきなり下女同然の扱いを受け、活水(かつすい)女学校に通わせる約束も反故にされる。が、彼女を案ずる絹たちの計らいで水月楼を出て芸妓見習いとなった蝶は、アメリカ領事主催の宴会に呼ばれ、故障で寄港していた戦艦の士官フランクリン少尉と出会い、恋に落ちる……。感動の力作長編。(講談社文庫) 世界中に衝撃を与えた結末! アメリカ軍艦の士官と恋に落ちた蝶。切ない恋のゆくえは? 水月楼の女将が不審死すると、いきなり下女同然の扱いを受け、活水(かつすい)女学校に通わせる約束も反故にされる。が、彼女を案ずる絹たちの計らいで水月楼を出て芸妓見習いとなった蝶は、アメリカ領事主催の宴会に呼ばれ、故障で寄港していた戦艦の士官フランクリン少尉と出会い、恋に落ちる……。感動の力作長編。 今、(「蝶々夫人」という)ステージ上では極めて著名だが靄に隠されていた女性の生きかたの全貌が掘り起こされた。いや、それにとどまらず、明治という時代が、他のどことも違う長崎という街の様相が、そこで生きた、またそこへやってきたさまざまな人の姿が、掘り起こされた。 いや、いちばん大切なことを言っておかなければ――とにかく、何しろ、ものすごく、この「蝶々さん」は、面白いのである! ――作曲家 池辺晋一郎「解説」より

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