
発達障害と生きる どうしても「うまくいかない」人たち
ハッタツショウガイトイキルドウシテモウマクイカナイヒトタチ
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「発達障害のイメージ」には、大きな誤解がひそんでいる! ――発達障害の正しい知識をわかりやすく解説 この数年、「発達障害」は非常にポピュラーになり、一般の人にも知られるようになってきたが、 その一方で、メディアで取り上げられたり、一般の人が思い浮かべる「発達障害」のイメージと、 実際の疾患との間には大きなズレが生じている。 一般に考えられている「どこか変わったところのある人」「奇妙なクセがあり、集団に溶け込めない人」という 発達障害のイメージは、あくまで「軽症例」であって、実は発達障害の一部でしかない。 多くの発達障害を抱える人たちをみてきた経験豊富な精神科医が描き出す、「ほんとうの発達障害」の姿。 臨床の現場にいると、正しく診断されていないASDやADHDの患者が数多く存在していることに驚かされる。 彼らは、うつ病や躁うつ病、あるいはパーソナリティ障害などと診断され、長年に渡って適切とは言えない治療を継続していることも多い。 患者本人が自分自身の状態を知ることなしに、長く辛い日々を送らなければならないことは不幸なことである。 ――「おわりに」より 《本書の内容》 第1章 発達障害とは何か 第2章 大人のアスペルガー症候群 第3章 発達障害の多発家族 第4章 発達障害の子供と家庭環境
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発達障害の親子ケア 親子どちらも発達障害だと思ったときに読む本
発売日:2015年01月30日
子どもの受診をきっかけに、親も発達障害だったとわかるケースが増えています。親が支援を受け、安定して暮らせるようにならなければ、子どもは混乱し家族関係が悪化します。「親子ケア」とは発達障害の親と子を中心として家族全員が支援を受けることです。本書では、家族療法や夫婦カウンセリングで家族全員の協力体制をどのようにつくっていくか、症例ごとに対応策を徹底解説します。 ひと目でわかるイラスト図解 《講談社 健康ライブラリースペシャル》 家族関係の悪化は、子どもだけでなく親も発達障害だからかもしれません。 「親子ケア」で家族関係が安定すれば親も子も楽になります。 【親子ケアとは】 ・発達障害の親と子を中心として家族全員が支援を受けることです。 ・親に発達障害の診断がなくても、その傾向があれば有効なケア方法です。 ・療育や環境調整など、子どもの支援だけで困難が解消しないときに有効です。 ・「家族療法」や「夫婦カウンセリング」で家族の関係性を見直します。 ・精神科やカウンセリングセンターで受けられ、主に面談で相談し、助言を受けます。 【トラブル&対応例】 1 父親がADHDの母親と娘に厳しく、叱ってばかりいる 2 母親がASDの父親と息子に合わせすぎて、自己犠牲的に 3 子どもが不登校になり、解決のきざしがみえない 4 家族の会話はあるのに、気持ちが通じ合わない 5 子どもの学習面の困難を、父親がわかろうとしない 6 父親が仕事も家事も完璧で、母親は自信を失っている 7 ADHDの母親がすぐ感情的になって怒る 8 父親が子どものマナーに厳しすぎて険悪に 9 父親はASD傾向で、感謝や謝罪の言葉が足りない 10 祖父母が子どもの教育に口を出しすぎて、つらい 【本書の構成】 第1章 なぜ「親子ケア」が必要なのか 第2章 「家族療法」で関係悪化を防ぐ 第3章 「夫婦カウンセリング」も効果がある 第4章 がんばることに疲れたら、ちょっと休む