
彼も人の子 ナポレオン
カレモヒトノコナポレオン
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「不遇のときこそ、人は素顔を見せる」 世界史の中で最も強烈な光を放った男のこころを見つめる城山文学の新境地! 国のちがい、時代のちがいに関係なく、一少年兵としては、大号令をかけた男の素顔をどうしても見てみたい。矛盾する大号令を臆面もなくかけてきた男の顔を。 「神の子、人の子、時代の子」というが、彼を神の子として仰ぐ気はもちろん、時代の子として位置づける興味もない。とにかく、わたしなりに彼をつかまえ、正体まで行かなくとも、ちらっとでも素顔を見てみたい。 人を寄せつけぬ風情で遠ざかって行く彼に追いすがり、「いったい、どういう人間なんだ」と両肩をつかんで、ふり返らせたい……。――(「あとがき」より)
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彼も人の子 ナポレオン
発売日:1999年03月12日
世界史の上で、最も強烈な光を放った男、ナポレオン。勇敢さと人並み外れた集中力で、仏皇帝の座に就いた彼もまた人の子であった。幼児性を残し、自己正当化の果てに破滅していく生涯。少年兵の体験を持つ著者が、矛盾する大号令を臆面もなくかけ続けた男の素顔に、現地取材して迫る。(講談社文庫) 「不遇のときこそ、人は素顔を見せる」 人を率いる矛盾に立ち向かった英雄の生涯を描く城山文学の新境地! 世界史の上で、最も強烈な光を放った男、ナポレオン。勇敢さと人並み外れた集中力で、仏皇帝の座に就いた彼もまた人の子であった。幼児性を残し、自己正当化の果てに破滅していく生涯。少年兵の体験を持つ著者が、矛盾する大号令を臆面もなくかけ続けた男の素顔に、現地取材して迫る。