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悲願千人斬
ヒガンセンニンギリ
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悲運の若君太郎頼秀。斎藤道三に滅ぼされた土岐頼芸(よりのり)の遺児。稲葉山城で首を刎ねられる寸前の太郎を救い出したのは、名僧の誉れ高い白雲上人と、異腹の弟ながら上人と瓜二つの土佐青九郎。主家再興を企てる兄弟は、太郎を護りながら、日根野備中守の執拗な追及を躱す。善玉悪玉入り乱れる人物群像の鮮やかさと奔放な空想力。戦国動乱期の美濃を背景に、華麗な乱世絵図を骨太に描く伝奇小説の白眉!
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最新刊情報
悲願千人斬(下)
発売日:1997年05月20日
夜な夜な、稲葉山城下に出没して、天誅の刃をふるう異形の武士2人。1人は般若の仮面を被り、もう1人は天狗の仮面。土岐家再興の柱と頼む太郎頼秀を毒殺され、復讐の鬼と化した白雲上人と土佐青九郎は、千人斬の悲願を胸に、城下に血の雨をふらす。 古今絶無と評されたタイトルの見事な残酷さ。「キング」創刊号から連載され、吉川英治『剣難女難』と人気を二分した波瀾万丈の伝奇巨篇、ここに完結。