
不当買収
フトウバイシュウ
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サムライバンカーvs.ハゲタカファンド 外資系ファンドの先兵となった元銀行員が大手都市銀行勤務の親友と闘う!TOBをかけられた中堅メーカーの命運は!?元銀行員の著者がM&Aの世界をリアルに描く企業経済小説 【巻末付録「M&A用語集」】 (抜粋)*本文中の40項目の経済用語を解説。 ●M&A(merger and acquisition) 企業の合併、買収のこと。複数の企業が合体して1つになることが合併。特定の企業が他の企業の株式を購入して子会社化するのが買収。日本では90年代ころから活発化し、IT関連企業による買収が目立つようになった。 ●TOB(take over bid) 株式公開買付け。期間、株価、目標取得株式数を公告し、証券取引所外(市場外)で株式を買い付ける。議決権株式の3分の1超の株式買付けなど会社の経営権の変動に直結するような場合は、原則としてTOBを実施しなければならない。
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不当買収
発売日:2008年07月15日
「俺がやりたかったのは本当にこの仕事なのか」。2つの銀行が合併したメガバンク、WFB銀行に勤める松下遼。旧態依然とした体質、派閥同士のいがみ合いが蔓延する行内。ある事件をきっかけに、遼は買収ファンドへの転職を決意する。ところが最初の仕事は、婚約者の父が経営する会社へのTOB(買収劇)だった――。(講談社文庫) メガバンクから買収ファンドへの転職。最初の仕事は、恋人の実家を買収すること――。 「彩、待っていて。僕たちは僕たちなりのM&Aをやるんだ」 「俺がやりたかったのは本当にこの仕事なのか」。2つの銀行が合併したメガバンク、WFB銀行に勤める松下遼。旧態依然とした体質、派閥同士のいがみ合いが蔓延する行内。ある事件をきっかけに、遼は買収ファンドへの転職を決意する。ところが最初の仕事は、婚約者の父が経営する会社へのTOB(買収劇)だった――。