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不倫は家庭の常備薬
フリンハカテイノジョウビヤク
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ふんわりとフリン7態,ニヤニヤ連作短篇集不倫は重すぎてできない,浮気なら……中年女と中・高年紳士のフリン7態を,ふんわりと関西弁でユ-モアにまぶして描く極健全印の連作短篇集.
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不倫は家庭の常備薬 新装版
発売日:2009年10月15日
不倫は人生の香水である。時々人生にふりかけて楽しむが、ぷんぷんと匂ってはいけない……そんな不倫哲学を持つ30代のOL、一度も浮気したことのない真面目夫、40歳で初めて不倫を成就させるかもしれない人妻、家庭円満のために浮気するという夫――7人の「視点」から不倫が語られる短編集。 田辺聖子さんの小説を読むと、男が愛おしくなる――唯川恵 不倫は人生の香水である。時々人生にふりかけて楽しむが、ぷんぷんと匂ってはいけない……そんな不倫哲学を持つ30代のOL、一度も浮気したことのない真面目夫、40歳で初めて不倫を成就させるかもしれない人妻、家庭円満のために浮気するという夫――7人の「視点」から不倫が語られる短編集。(解説・唯川恵) 人の数だけ、不倫に対する格言がある。 「女に不倫願望を抱かせるのは夫のせいである(39歳・妻)」 「男は真面目だからこそ浮気する(42歳・夫)」 「不倫も家庭を富ませ、太らせるため。家庭をないがしろにしてはいけまへん(73歳・夫)」 「週末が淋しいようなら不倫するな(33歳・愛人)」 「浮気は精神安定剤。正論好き妻と暮らすには、精神安定剤を必要とする(40代・夫)」 ――<本文より抜粋>