蔓の端々

蔓の端々

ツルノハシバシ

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その日、2人は椿の枝を残して消えた。その夜、藩内抗争の火蓋が切られた。 藩権力に翻弄される下級武士たち。その中で、若き剣術師範は、手探りしながらも誠実に生きようとする。待望の書下ろし長編時代小説。 7歳で父の組子・瓜生仁左衛門に預けられた禎蔵は、剣術に自力で這い上がる道を見出し、出世した。しかし、否応なく藩内の大きな力に巻き込まれていく下級武士の悲哀を身近に感じながらも、幼なじみの失踪と、父の死の謎を問い続ける。

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蔓の端々
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蔓の端々

発売日:2003年04月15日

直木賞作家の底力! 清冽な時代小説 若き武士・瓜生禎蔵(うりゅうていぞう)は、剣術で身を立てようと武芸に励んできた。ある日突然、彼が妻にと想いを寄せていた娘・八重が、幼馴染みで道場仲間の黒崎礼助(くろさきれいすけ)と姿を消してしまう。しかも礼助には筆頭家老暗殺の嫌疑が。事の真相は? 藩内抗争に否応なく巻きこまれてゆく武士たちの苦悩と悲哀を描く傑作時代小説。

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