
霧の橋
キリノハシ
マイページに作品情報をお届け!
時代小説大賞(第7回)受賞作。 迫りくる黒い陰謀の影!刀を捨て商人になった男の身に甦る武士魂。選考委員会満票の秀作。 【選評より】 ●尾崎秀樹氏――いちばん文章に破綻が少なく印象に残った。 ●津村陽氏――結末まで書ききった筆力には、前途を期待することができる。 ●半村良氏――武士社会と町人社会の対比とともに描かれる、大企業に抵抗する中小企業の姿が現代へ投影されて、興味ある作品にしあがっていた。 ●平岩弓枝氏――今後も期待される一人の作家が誕生したことは間違いない。 ●村松友視氏――随所に見事な描写があり、この作品が受賞するのだろうと言う予感をもって選考委員会に出席した。
TOPICS

最新刊情報
霧の橋
発売日:2000年03月15日
第7回時代小説大賞受賞作! 刀を捨て、紅を扱う紅屋の主人となった惣兵衛だったが、大店の陰謀、父親の仇の出現を契機に武士魂が蘇った。妻は夫が武士に戻ってしまうのではと不安を感じ、心のすれ違いに思い悩む。夫婦の愛のあり方、感情の機微を叙情豊かに描き、鮮やかなラストシーンが感動的な傑作長編。