
滅びのモノクローム
ホロビノモノクローム
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満場一致で選出! 第48回江戸川乱歩賞受賞作 一個のリールが歴史の闇に光をあてる。 CM制作者が手作業で再生した古いフィルム。 そこには日本がひた隠しにしてきた過去が映っていた。 -選評より- ●赤川次郎氏 「釣りをモチーフにしながら、そこから事件へとつなげて行く辺りが自然で、小説として魅力あるものになっていた。」 ●逢坂剛氏 「いろいろな素材をぜいたくに盛り込んで、一つの世界を構築する腕は評価してよい。」 ●北方謙三氏 「人間の過去という大きな命題を、淡々と描きあげることに成功している。」 ●北村薫氏 「安定した筆致、小道具としての釣り用リールの扱い方などが印象に残った。魅力的な個性は、手慣れた技巧以上に尊いものである。」 ●宮部みゆき氏 「日本という国が懐深く隠し持ち、表向きは存在しないふりをしている“過去の傷”について、誠実に描いた小説だと思います。」
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滅びのモノクローム
発売日:2005年08月11日
CM制作者・日下(くさか)が骨董市で偶然手に入れた、古いフライフィッシング用のリールとスチール缶。その中から発見した16ミリフィルムの映像をCMに利用しようと考えた日下だったが、そのことが戦時中の封印された犯罪を暴き出し、新たな殺人を引き起こす結果に!? 第48回江戸川乱歩賞受賞作、待望の文庫化。(講談社文庫) 1本のフィルムが暴く日本人の恥ずべき犯罪! CM制作者・日下(くさか)が骨董市で偶然手に入れた、古いフライフィッシング用のリールとスチール缶。その中から発見した16ミリフィルムの映像をCMに利用しようと考えた日下だったが、そのことが戦時中の封印された犯罪を暴き出し、新たな殺人を引き起こす結果に!? 第48回江戸川乱歩賞受賞作、待望の文庫化。