有職故実(上)

有職故実

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国文学及び日本史学、更に文化史・風俗史研究に密接不離の関係にある有職故実の変遷を辿った本書は、昭和31年刊行当時わが国の儀式典礼や風俗資料を集大成したものとして高く評価されながらも久しく世に出ることのなかった稀覯本(きこうぼん)である。この度学術文庫に収録するに当って上・下巻に分け、上巻には「官職位階」「平安京及び大内裏」「儀式典礼」「年中行事」等を収め、引用文以外は現代表記に改めて広く学界への寄与に努めた。

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有職故実(下)
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有職故実(下)

発売日:1987年10月05日

わが国平安時代の儀礼、官制、服制、行事及び鎌倉時代の礼法、武具、武技など、公卿・武家の家柄に個々代々伝わっていた口伝・秘伝の有職故実を、数多くの文献から総合的に纒め学問的に体系づけた本書は、江戸期以来の研究の到達点を示すと同時に、おのずから古・中世の風俗・慣習を通して識る精神史を形成している。本下巻には「服飾」「飲食」「調度・輿車」「甲冑・武具」「武技」「遊戯」を収め、巻末に索引ならびに主な参考図を掲げた。

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