落日の宴
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落日の宴 勘定奉行川路聖謨

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「これまで書いた主人公の中で、もっとも心動かされる人物」……著者 嘉永6年(1853年)、時の勘定奉行川路聖謨(としあきら)は、開国を迫るロシアのプチャーチンと対峙。――激動の幕末、日本を大国間の荒波から守った幕臣を描き、日本人の誇り高き精神を問う! 「川路は、幕末に閃光のようにひときわ鋭い光彩を放って生きた人物である。軽輩の身から勘定奉行筆頭まで登りつめたことでもあきらかなように、頭脳、判断力、人格ともに卓越した幕吏であった……私が川路に魅せられたのは、幕末の功労者であるとともに、豊かな人間性にある」――「あとがき」より

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新装版 落日の宴 勘定奉行川路聖謨(下)
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新装版 落日の宴 勘定奉行川路聖謨(下)

発売日:2014年06月13日

クリミア戦争で英仏と戦う祖国を離れて折衝に臨むプチャーチンの艦船が地震、津波で被害を受けて沈没し、乗組員五百人が上陸する事態に。厳しい折衝を終え、幕府の配慮で完成した「戸田号」で帰国の途につくプチャーチン。日露関係のみならず、日本外交史において最大の功労者ともいうべき川路聖謨の生涯。 安政の地震、津波でロシア艦船「ディアナ号」は沈没し、乗組員五百人が上陸する未曾有の事態に。誠意を持っての折衝は国を救えるか? ※本書は、1999年4月に講談社文庫より刊行された同名作品を改訂し、文字を大きくして二分冊したものです。

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