
乱気流 小説・巨大経済新聞
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東京経済産業新聞・証券部の倉本は豪腕記者萩原を中心にした取材チームで、バブル崩壊を象徴するイトセン事件をスクープした。が、その初公判で「東経産内の協力者に一千万が支払われた」と検察が冒頭陳述をして社内は騒然となる。日本経済をリードしてきたと自負する経済紙の驕りをえぐり出す力作長編。
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乱気流 小説・巨大経済新聞(下)
発売日:2007年09月14日
宇野社長のワンマン体制となった東経産新聞グループは赤坂のクラブを舞台に「下半身共同体」と囁かれる有り様。社長室に異動した倉本は、子会社の手形流出という仰天情報を得て常務に詰め寄った。醜聞にまみれた経営陣に対する記者たちの闘いが今始まる――。第四の権力たるべき新聞の自浄力を問う衝撃作。