
電子あり
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
フヌケドモカナシミノアイヲミセロ
マイページに作品情報をお届け!
「あたしは特別な人間なのだ。」 ありえない「自意識」が、壊れた扇風機をまわし始める。 「お姉ちゃんは最高におもしろいよ」と叫んで14歳の妹がしでかした恐怖の事件。妹を信じてはいけないし許してもいけない。人の心は死にたくなるほど切なくて殺したくなるほど憎々しい。三島由紀夫賞最終候補作品として議論沸騰、魂を震撼させたあの伝説の小説がついに刊行!