阿蘭陀西鶴
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阿蘭陀西鶴

オランダサイカク

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「好色一代男」「世間胸算用」などの浮世草子で知られる井原西鶴は寛永19年(1642)生まれで、松尾芭蕉や近松門左衛門と同時代を生きた俳諧師でもあり浄瑠璃作者でもあった。一昼夜に多数の句を吟ずる矢数俳諧を創始し2万3500句を休みなく発したこともあったが、その異端ぶりから、「阿蘭陀流」とも呼ばれた。盲目の娘と大坂に暮らしながら、全身全霊をこめて創作に打ち込んだ西鶴の姿を描く、直木賞受賞第1作。 「好色一代男」「世間胸算用」などの浮世草子で知られる井原西鶴は寛永19年(1642)生まれで、松尾芭蕉や近松門左衛門と同時代を生きた俳諧師でもあり浄瑠璃作者でもあった。俳諧師としては、一昼夜に多数の句を吟ずる矢数俳諧を創始し、2万3500句を休みなく発する興行を打ったこともあるが、その異端ぶりから、「阿蘭陀流」とも呼ばれた。 若くして妻を亡くし、盲目の娘と大坂に暮らしながら、全身全霊をこめて創作に打ち込んだ西鶴。人間大好き、世間に興味津々、数多の騒動を引き起こしつつ、新しいジャンルの作品を次々と発表して300年前のベストセラー作家となった阿蘭陀西鶴の姿を描く、書き下ろし長編時代小説。 芭蕉との確執、近松との交流。娘と二人の奇妙な暮らし。 創作に一切妥協なし。傍迷惑な天才作家・井原西鶴とは何者か?

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阿蘭陀西鶴
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阿蘭陀西鶴

発売日:2016年11月15日

江戸前期を代表する作家・井原西鶴。彼の娘おあいは、盲目の身ながら、亡き母に代わり料理も裁縫もこなす。一方、西鶴は、手前勝手でええ格好しぃで自慢たれ。傍迷惑な父親と思っていたおあいだったが、『好色一代男』の朗読を聞いて、父への想いが変わり始める。小説を読む歓びに満ちた、織田作之助賞受賞作。

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