鳥の水浴び
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鳥の水浴び

トリノミズアビ

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名作「夕べの雲」から35年の時が流れ、多摩丘陵の家は夫婦2人だけの暮らしになった。 よろこびの輪をひろげ小さな楽しみを見つける愛に満ちた穏やかな日々 子供が大きくなり、結婚して、家に夫婦2人きりで暮すようになってから年月たった。孫の数もふえた。そんな夫婦がどんなことをよろこび、どんなことを楽しんで毎日を送っているかを書いてみたい。庭の水盤に来た四十雀やメジロがちゃんと水浴びをしてくれるかどうか、書斎から私は眺めている。たっぷり水浴びしてくれれば満足する。せっかく水盤の近くまで来ていながら、ろくに水浴びをしないで去るのがいると、がっかりする。私は飽きずに見守っている。──あとがきより

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鳥の水浴び
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鳥の水浴び

発売日:2015年03月11日

名作『夕べの雲』から三十五年。時は流れ、丘陵の家は、夫婦二人だけになった。静かで何の変哲もない日常の風景。そこに、小さな楽しみと穏やかな時が繰り返される。暮らしは、陽だまりのような「小さな物語」だ。庄野文学の終点に向かう確かな眼差しが、ふっと心を温める。読者待望の、美しくもすがすがしい長篇小説。 名作『夕べの雲』から三十五年。 時は流れ、丘陵の家は、夫婦二人だけになった。 静かで何の変哲もない日常の風景。 そこに、小さな楽しみと穏やかな時が繰り返される。 暮らしは、陽だまりのような「小さな物語」だ。 庄野文学の終点に向かう確かな眼差しが、ふっと心を温める。 読者待望の、美しくもすがすがしい長篇小説。

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