結局は上司との関係が9割以上

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「どうしたら上司を変えられますか」 筆者が相談者から一番多く寄せられる質問だ。ただし、この質問に対しては「上司を変えようなどという考えは捨てなさい」とアドバイスしている。  上司を(あるいは上司の心を)改造しようとがんばっても無理なのだ。 ポイントは上司本人ではなく、あなたと上司との関わり合い方を変えることにある。改造すべきはあなたのスタイル、つまり認識、態度、行動なのだ。簡単とは言いきれないが、上司との関係を改善する方法はこれしかない。  愚痴や被害者ごっこは終わりにしよう。上司問題となると、何もかも上司のせいにする「被害者モード」に入ってしまう人々を数多く見てきた。  こうした人々は自分の世界観に都合のいいストーリーを創り上げているが、往々にして現実が反映されていない。事態の改善にはつながらないストーリーの中に閉じこもっているのだ。  ここから抜け出すには、上司をもっと客観的に捉え、これまでの被害者ストーリーを修整する。新ストーリーを土台に、新たな行動を起こし、上司との関係を改善するしかない。本書は、こうした人々の一助となることを目的としている。   本書は洞察力の高め方を紹介した本でもある。上司の観察=洞察力で得られたヒントを、自己認識や行動修整に生かすことがテーマだ。  本書で紹介する手法を使えば、上司の言動が生まれる仕組みを明らかにし、それに合わせてあなた自身の態度や行動をうまく調節できるようになる。  本書は3つのステップから構成されている。ステップ1のテーマは「上司の研究」。上司の行動が生み出される源泉を探る。10の質問によって上司の仕事のスタイル、リーダーとしてのタイプ、上司を駆り立てる動機を明らかにする。  ステップ2では、逆に「上司があなたをどう見ているか」を考える。上司の研究もさることながら、上司の身になってあなた自身を眺めることも大切なのだ。  最後のステップ3では、主体的に上司との関係改善に乗り出す具体的な方法を伝授する。ステップ1・2が情報収集・意識改革だとすれば、ステップ3はそれを行動に反映させる段階である。 (本書より)

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結局は上司との関係が9割以上
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結局は上司との関係が9割以上

発売日:2015年04月09日

「どうしたら上司を変えられますか」 筆者が相談者から一番多く寄せられる質問だ。ただし、この質問に対しては「上司を変えようなどという考えは捨てなさい」とアドバイスしている。  上司を(あるいは上司の心を)改造しようとがんばっても無理なのだ。 ポイントは上司本人ではなく、あなたと上司との関わり合い方を変えることにある。改造すべきはあなたのスタイル、つまり認識、態度、行動なのだ。簡単とは言いきれないが、上司との関係を改善する方法はこれしかない。  愚痴や被害者ごっこは終わりにしよう。上司問題となると、何もかも上司のせいにする「被害者モード」に入ってしまう人々を数多く見てきた。  こうした人々は自分の世界観に都合のいいストーリーを創り上げているが、往々にして現実が反映されていない。事態の改善にはつながらないストーリーの中に閉じこもっているのだ。  ここから抜け出すには、上司をもっと客観的に捉え、これまでの被害者ストーリーを修整する。新ストーリーを土台に、新たな行動を起こし、上司との関係を改善するしかない。本書は、こうした人々の一助となることを目的としている。   本書は洞察力の高め方を紹介した本でもある。上司の観察=洞察力で得られたヒントを、自己認識や行動修整に生かすことがテーマだ。  本書で紹介する手法を使えば、上司の言動が生まれる仕組みを明らかにし、それに合わせてあなた自身の態度や行動をうまく調節できるようになる。  本書は3つのステップから構成されている。ステップ1のテーマは「上司の研究」。上司の行動が生み出される源泉を探る。10の質問によって上司の仕事のスタイル、リーダーとしてのタイプ、上司を駆り立てる動機を明らかにする。  ステップ2では、逆に「上司があなたをどう見ているか」を考える。上司の研究もさることながら、上司の身になってあなた自身を眺めることも大切なのだ。  最後のステップ3では、主体的に上司との関係改善に乗り出す具体的な方法を伝授する。ステップ1・2が情報収集・意識改革だとすれば、ステップ3はそれを行動に反映させる段階である。 (本書より)

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