
食道がんのすべてがわかる本
ショクドウガンノスベテガワカルホン
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ここ数年の間に食道がんを取り巻く状況は大きく変化しています。体に負担が少ない胸腔鏡・腹腔鏡手術、局所高度進行がんに対する化学放射線療法と手術の組み合わせなど、治療法は増えています。納得できる治療を受けるには、正しい知識をもつことが不可欠です。本書では、食道がんの治療に関しては全国の指導的立場にある第一人者が、基礎知識から治療方針の立て方、最新治療、退院後の生活まで、くわしく解説します。 ひと目でわかるイラスト図解 《講談社 健康ライブラリーイラスト版》 【状態に合わせた最良の治療法を選ぶために】 食道がんは、進行しやすく転移しやすいがんです。また、その手術は、消化器のなかではもっとも患者さんの体に負担がかかるといわれています。 しかし、ここ数年の間に食道がんを取り巻く状況は大きく変化しています。体に負担が少ないとされる胸腔鏡・腹腔鏡手術、局所高度進行がんに対する化学放射線療法と手術の組み合わせなど、治療法は増えています。年々進歩する診断・治療法について、患者さんは自分にとってなにがベストか、悩まれることも多いでしょう。 納得できる治療を受けるには、正しい知識をもつことが不可欠です。本書では、食道がんの基礎知識から治療方針の立て方、最新治療、退院後の生活まで、くわしく解説します。 【本書の内容構成】 第1章 食道に、いったいなにが起きている? 第2章 状態に合わせた最良の治療法を選ぶ 第3章 手術を受けることになったら 第4章 抗がん剤と放射線で治すとき 第5章 治療後の生活をいきいきと過ごす 【本書の主なポイント】 ●早期の段階では無症状のことが多い食道がん。進行すると飲み込みにくさなど症状が出てくる ●頸部食道がん、胸部食道がん、腹部食道がん、食道胃接合部がん。食道のどこにがんができているかで呼び名や手術の方法などが変わる ●胃の近くにできるバレット食道という粘膜異常、逆流性食道炎がある人は要注意 ●開胸・開腹手術と食道を再建する方法 ●体への負担が少ない内視鏡的治療、胸腔鏡・腹腔鏡手術の特徴 ●抗がん剤と放射線を使う化学放射線療法も効果的。手術と組み合わせる方法も ●肺炎や声のかすれ、食事の際の不快症状……。手術後に起きやすい合併症・後遺症には早めに対処する ●陽子線治療、分子標的薬、免疫療法……先進医療のとらえ方
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新版 食道がんのすべてがわかる本
発売日:2024年01月31日
【ひと目でわかるイラスト図解】 【納得いく治療法を選択するために】 近年、食道がんを取り巻く状況は大きく変化しています。 鏡視下手術はますます広がりをみせ、 手術支援ロボットを導入する医療機関も増えています。 術前補助療法と手術をおこなったあと、従来の抗がん剤とは作用のしかたが 異なる新しい薬が使われる例もあります。 治療法の種類が増えるほど、自分にとってなにがベストの選択か、 悩まれることも多いでしょう。 医師に自分の状態をよく聞き、提案された治療法について自分でも調べ直してみましょう。 がん治療はなんらかのマイナス面があります。 体にやさしいなどという言葉も使われますが、 あくまでも従来の方法と比較してのことです。 自分が望む治療法だけでなく、食道がんそのもの、そして食道がんの 治療法全体を広く理解する必要があります。 納得できる治療を受けるには、正しい知識をもつことが不可欠です。 患者さん自身の覚悟と努力が悔いのない選択につながります。 みなさまが本書を活用し、よりよい治療を受けられることを願っています。 (まえがきより) 【主なポイント】 *進行するまでほとんど無症状、気になる症状があれば放置しないで *のどや胃にもがんを併発する重複がんが多い *治療方針の立て方は、病期(ステージ)、悪性度などを目安にする *主な治療法は手術療法、化学療法、放射線療法、内視鏡治療。組み合わせることも *モニターを見ながら手術する「鏡視下手術」「ロボット手術」をおこなう医療機関が増えている *手術を受けない場合の標準的な治療法「化学放射線療法」 *保険適用の新しい治療薬「免疫チェックポイント阻害薬」の働き方 【本書の内容構成】 第1章 食道に、いったいなにが起きている? 第2章 状態に合わせた最良の治療法を選ぶ 第3章 手術を受けることになったら 第4章 抗がん剤と放射線で治すとき 第5章 治療後の生活をいきいきと過ごす