十七八より
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十七八より

ジュウシチハチヨリ

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過去を振り返る時、自分のことを「あの少女」と呼ぶことになる。――叔母との対話、国語教師との秘密めいた関係、少女がつける読書ノート……高校二年生の少女が過ごす初夏の1ヵ月を繊細にして凝縮された文体と仕掛けをめぐらせて描き、「捨ておけない才気」「小説にしかできないやり方で現実と格闘している」「文学にいま必要なものがここにある。」(高橋源一郎氏)等、選考委員に絶賛された群像新人文学賞受賞作! 「捨ておけない才気が感じられた」(辻原登氏) 「凝りに凝った文体が緻密で濃厚な文学的味わいを湛えている」(野崎歓氏) 「小説にしかできないやり方で現実と格闘している」(多和田葉子氏) 「世界が単純になっていく中で、『十七八より』はもっとも複雑に書かれている。文学にいま必要なものがここにある」(高橋源一郎氏) ・・など選考委員から絶賛された新人による、第58回群像新人文学賞受賞作。ペダントリーとシニカルなユーモア、豊饒な言葉の魅力にみちた注目作。

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十七八より
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十七八より

発売日:2022年01月14日

ある夏、ある少女の「1か月」。 いつかどこかに存在したあらゆる一瞬の堆積が、鮮やかに立ち上がる。 第58回群像新人文学賞受賞作。期待の書き手のデビュー作がついに文庫化。

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    • 十七八より
      受賞作

      第58回群像新人文学賞受賞作!

      受賞日:2015.04.09