
チポロ
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「天山の巫女ソニン」シリーズの菅野雪虫の書き下ろし最新作! 力も弱く、狩りも上手ではない少年・チポロ。ススハム・コタンの村に大挙して現れた魔物たちは、チポロが慕う少女・イレシュをさらっていった。その後、北のさいはての港町に、触れたものを凍らせ、貧しき人々に食糧を届けてくれる「魔女」と呼ばれる少女が現れたことを商人から伝え聞いたチポロは、「魔女」がイレシュではないか確かめるため、北を目指した――。 「天山の巫女ソニン」シリーズでニュー・ファンタジーの旗手としての地位を確立した菅野雪虫が、満を持して書き下ろした最新作! アイヌ神話をモチーフに描かれる長編ビルドゥングスロマン、ここに誕生!! 力も弱く、狩りも上手ではない少年・チポロ。そんなチポロに、姉のような優しさで世話を焼く少女・イレシュ。彼らの住むススハム・コタン(シシャモの村)に、神であるシカマ・カムイが滞在し、〈魔物〉たちが現れることを告げる。そして、シカマ・カムイの言葉どおり、大挙して現れた魔物たちは、イレシュをさらっていったのだった。 イレシュのいなくなった村で、チポロは、北のさいはての港町・ノカピラに、触れたものを瞬時に凍らせ、貧しき人々に食糧を届けてくれる「魔女」と呼ばれる少女が現れたことを商人から伝え聞いた。その少女にイレシュの痕跡を見つけたチポロは、弓の修業を積んだ末、「魔女」がイレシュではないか確かめるため、そして魔物からイレシュを奪還するため、ミソサザイの神とともに、ノカピラを目指すのだった――。
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チポロ・ヤイレスーホ・ランぺシカ アイヌ神話シリーズ三部作合本版
発売日:2022年06月17日
「天山の巫女ソニン」シリーズでニュー・ファンタジーの旗手としての地位を確立した菅野雪虫。 『チポロ』から始まるアイヌ神話をモチーフに描かれる長編ビルドゥングスロマン、ここに誕生!! アイヌ神話シリーズ三部作が合本版。 <チポロ> 力も弱く、狩りも上手ではない少年・チポロ。そんなチポロに、姉のような優しさで世話を焼く少女・イレシュ。彼らの住むススハム・コタン(シシャモの村)に、神であるシカマ・カムイが滞在し、〈魔物〉たちが現れることを告げる。そして、シカマ・カムイの言葉どおり、大挙して現れた魔物たちは、イレシュをさらっていったのだった。 イレシュのいなくなった村で、チポロは、北のさいはての港町・ノカピラに、触れたものを瞬時に凍らせ、貧しき人々に食糧を届けてくれる「魔女」と呼ばれる少女が現れたことを商人から伝え聞いた。その少女にイレシュの痕跡を見つけたチポロは、弓の修業を積んだ末、「魔女」がイレシュではないか確かめるため、そして魔物からイレシュを奪還するため、ミソサザイの神とともに、ノカピラを目指すのだった――。 <ヤイレスーホ> これは、『チポロ』から、数年経った世界のお話。 あのときイレシュをさらい、彼女に触れたものを凍らせる魔力を与えた蛇の魔物・ヤイレスーホがこもる雪山の洞窟に、ぼろぼろの身なりをした少女が現れて言った。 「ねえ。あたしも、その『呪い』が欲しいんだ」 魔力を求める理由を少女・ランペシカから聞いたヤイレスーホは、少女を連れ、イレシュ、そしてチポロが暮らすコタン(村)へと向かう。 ヤイレスーホ、イレシュ、そしてチポロが、復讐心にとりつかれた少女に対して示した答えは何だったのか――。 <ランペシカ> 『ヤイレスーホ』では復讐に燃える少女だったランペシカ。数年が経ち、ランペシカもチポロのあとを追う弓の名手に成長。しかし、かつて復讐の力を求めたヤイレスーホの記憶がランペシカの心に影を落としていた。 一方、チポロとイレシュの子には何か不思議な力があるようで……? 神々と人間の関係にもスポットライトを当て、人間の愛おしさ、愚かさを描き切ったアイヌファンタジー『チポロ』三部作、堂々完結!!