
あのときの カレーライス
アノトキノカレーライス
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男はとてもびんぼうでした。働いて働いて、気がつくと大金持ちになっていたのです。ほしいものはなんでも手に入るようになった男がつぶやきました。「ああ、あのときのカレーライスが食べたい。」まずしいときにごちそうになったカレーのことです。男の頭はそのカレーのことでどんどんいっぱいになっていき、家来や家族に無理を言って……気がついたら、またひとりぼっちの、びんぼうな男にもどっていたのです。 その男は、とてもびんぼうでした。 すがたはまるで怪物のようでしたが、働いて働いて、気がつくと大金持ちになっていたのです。 ほしいものはなんでも手に入るようになった男がつぶやきました。 「ああ、あのときのカレーライスが食べたい。」 まずしいときにごちそうになったカレーのことです。 男の頭はそのカレーのことでどんどんいっぱいになっていき、家来や家族に無理を言って……気がついたら、またひとりぼっちの、びんぼうな男にもどっていたのです。 そんな男がたどりついた先は……。 「あらしのよるに」シリーズで知られるきむらゆういち氏と、小学館絵画賞、日本絵本賞大賞等多数の受賞がある重鎮伊藤秀男氏、初めてのコンビによる絵本です。 「カレーライス」という身近な題材で、小さな子どもから楽しめますが、「人生でほんとうに大切なものは何か」という深いテーマが含まれています。
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あのときの カレーライス
発売日:2017年09月20日
男はとてもびんぼうでした。働いて働いて、気がつくと大金持ちになっていたのです。ほしいものはなんでも手に入るようになった男がつぶやきました。「ああ、あのときのカレーライスが食べたい。」まずしいときにごちそうになったカレーのことです。男の頭はそのカレーのことでどんどんいっぱいになっていき、家来や家族に無理を言って……気がついたら、またひとりぼっちの、びんぼうな男にもどっていたのです。 その男は、とてもびんぼうでした。 すがたはまるで怪物のようでしたが、働いて働いて、気がつくと大金持ちになっていたのです。 ほしいものはなんでも手に入るようになった男がつぶやきました。 「ああ、あのときのカレーライスが食べたい。」 まずしいときにごちそうになったカレーのことです。 男の頭はそのカレーのことでどんどんいっぱいになっていき、家来や家族に無理を言って……気がついたら、またひとりぼっちの、びんぼうな男にもどっていたのです。 そんな男がたどりついた先は……。 「あらしのよるに」シリーズで知られるきむらゆういち氏と、小学館絵画賞、日本絵本賞大賞等多数の受賞がある重鎮伊藤秀男氏、初めてのコンビによる絵本です。 「カレーライス」という身近な題材で、小さな子どもから楽しめますが、「人生でほんとうに大切なものは何か」という深いテーマが含まれています。