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「今日もていねいに」という宝物のような言葉を、再定義して、1から見つめ直し、僕は自分の中のていねいさをアップデートしたい 松浦弥太郎・・・・・・生き方の本質を語りかける、人気エッセイスト最新作! 松浦さんの言葉があなたを新たな地平に導く。  僕はある日、見つけたのです。 それはたぶん、とても大切なことで、みんなが知りたいことで、人生における宝物のようなことです。 少なくとも僕自身にとっては、得難い学びでした。 「これからの自分にとって、なくてはならないこと」だと、つよく思いました。 それをある人は、「成功する方法」と呼びます。 もしかしたらある人は、「すてきな人になる秘訣」と言うかもしれません。 「なりたい自分になる方法」という表現がぴったりくるという人も、少なからずいるでしょう。 僕は、その答えを見つけたのです。 まだ、本のはじまりですが、もったいぶらずに書いてしまいます。 それは、「1からはじめる」ということ。 「すてきな人になるにはどうすればいいんだろう?」 「なんであの人は成功しているんだろう?」 「なりたい自分になれなくて、つらい」 すてき、成功、なりたい自分の定義はとてもむつかしくて人それぞれですが、どんな定義であろうと、多くの人にとっての願望であり、羨望であり、夢だと感じます。 そのすべてをかなえるのが、「1からはじめる」。 ただ、これだけです。 ところが、あまりに簡単すぎるのか、僕が言っても、多くの人は信じてくれませんでした。 ある人は、唇のはしっこに笑み浮かべて、こう言うのです。 「1からはじめる? そんな単純な話でしょうか」と。 またある人は、すこし眉をひそめて言い、下を向くのです。 「1からはじめれば、成功できる。もしそうなら、いいですね」と。 どうやらみんな、「1からはじめる」の効能を、はじめから疑っているか、試してみる前からあきらめているようでした。 ちょっと不安になりかけた僕は、多くの人に話すのをやめて、ごく限られた人たちに、この話をしてみました。 僕が憧れている人に。 すごいなあ、と思っている人に。 世の中の、成功者と言われている人に。 数は少ないけれども見る目が確かな人たちに。 「あの人はすてき」と認められている人に。 「大切なのはとにかく、1からはじめることだと僕は思うのです。いい え、1からはじめるしかないと思うのです」と、伝えたのです。 すると、……(はじめに」より)

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発売日:2018年09月14日

「今日もていねいに」という宝物のような言葉を、再定義して、1から見つめ直し、僕は自分の中のていねいさをアップデートしたい 松浦弥太郎・・・・・・生き方の本質を語りかける、人気エッセイスト最新作! 松浦さんの言葉があなたを新たな地平に導く。  僕はある日、見つけたのです。 それはたぶん、とても大切なことで、みんなが知りたいことで、人生における宝物のようなことです。 少なくとも僕自身にとっては、得難い学びでした。 「これからの自分にとって、なくてはならないこと」だと、つよく思いました。 それをある人は、「成功する方法」と呼びます。 もしかしたらある人は、「すてきな人になる秘訣」と言うかもしれません。 「なりたい自分になる方法」という表現がぴったりくるという人も、少なからずいるでしょう。 僕は、その答えを見つけたのです。 まだ、本のはじまりですが、もったいぶらずに書いてしまいます。 それは、「1からはじめる」ということ。 「すてきな人になるにはどうすればいいんだろう?」 「なんであの人は成功しているんだろう?」 「なりたい自分になれなくて、つらい」 すてき、成功、なりたい自分の定義はとてもむつかしくて人それぞれですが、どんな定義であろうと、多くの人にとっての願望であり、羨望であり、夢だと感じます。 そのすべてをかなえるのが、「1からはじめる」。 ただ、これだけです。 ところが、あまりに簡単すぎるのか、僕が言っても、多くの人は信じてくれませんでした。 ある人は、唇のはしっこに笑み浮かべて、こう言うのです。 「1からはじめる? そんな単純な話でしょうか」と。 またある人は、すこし眉をひそめて言い、下を向くのです。 「1からはじめれば、成功できる。もしそうなら、いいですね」と。 どうやらみんな、「1からはじめる」の効能を、はじめから疑っているか、試してみる前からあきらめているようでした。 ちょっと不安になりかけた僕は、多くの人に話すのをやめて、ごく限られた人たちに、この話をしてみました。 僕が憧れている人に。 すごいなあ、と思っている人に。 世の中の、成功者と言われている人に。 数は少ないけれども見る目が確かな人たちに。 「あの人はすてき」と認められている人に。 「大切なのはとにかく、1からはじめることだと僕は思うのです。いい え、1からはじめるしかないと思うのです」と、伝えたのです。 すると、……(はじめに」より)

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