
FLOWERS
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――どうかこの一時だけ、アングレカムの花言葉を私に。 高い塀と森に囲まれたミッションスクール、聖アングレカム学院。 美しい少女たちが集う閉ざされた花園に、心に傷を抱えた少女、白羽蘇芳が入学する。 内気で臆病な彼女が欲したのは――仮初めの友、アミティエ。 全寮制の女子校である聖アングレカム学院は、生徒たちへ生活を共にする友をあてがう制度“アミティエ”を設けていた。 穏やかに流れる学院生活に影を落とす、生徒たちの不自然な消失……。 友を得るため、アミティエとの絆のために、蘇芳は学院の謎を紐解く――。 行く手を阻む茨の森に、傷を負いながらも 友情と恋情の花を咲かせる少女たちの物語が、華開く。 繊麗な描写と衝撃の展開で百合ファンを震撼させたノベルゲームを、原作シナリオライター・志水はつみがノベライズ! 静謐な花園で、仄かな恋を芽吹かせる少女たちの青春群像。 これぞ、少女小説の正統(クラシック)にして最前線(フロントライン)!
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FLOWERS 2 ―Le volume sur printemps- フラワーズ〈春篇・下〉
発売日:2019年03月17日
“血塗れメアリー”の事件を経て、初めて友を得た白羽蘇芳の悦びは長く続かなかった。 聖母祭の開催が近づき、“アミティエ”である匂坂マユリと花菱立花との関係に不和が訪れる。 己の想いを自覚する彼女たちの繋がりが罅割れるなか、ニカイアの会の会長・八代譲葉が何者かに殴打される事件が発生。 解決に乗り出す蘇芳の背後では、新たな七不思議“真実の女神”が囁かれていた。 聖なる牢獄で、友情と恋情と劣情に揺れる心。 神に叛する想いに染まり、少女たちが至る結末とは――。 閉ざされた聖域を舞台に、友情と恋情の狭間を喘ぐ稀代の少女小説、春篇完結。