おれは日吉丸(上)
電子あり

おれは日吉丸

オレハヒヨシマル

マイページに作品情報をお届け!

今夜も京は燃えていた。この世から、戦火が熄むなどとは考えられない。火を消し止める者は誰もいない。夜盗が家々を荒して廻るのを、防ぎ止める手もなかった。激動の風吹きすさぶ戦国時代、ここに2人の少年がいた。一人は小猿、一人は日吉丸。――ある夜、寺を焼け出された日吉丸は、同年輩の少年・小猿と出会った。二人は手をたずさえて、戦国の世に浪々の船出をし……。ふたり合わせて、なんと後の木下藤吉郎秀吉? 楽天人生、だが底に潜む気骨。新機軸の太閤記。〈全五巻〉

TOPICS

おれは日吉丸(下)
最新刊情報

おれは日吉丸(下)

発売日:1985年11月08日

ちょっぴり色気も出てきたし、ちょっぴり大人の世界ものぞいた。そしてちょっぴり出世の希望も持ちはじめた。「そうだ、駿府へ行こう。うまい働き口があるかもしれない」と、胸はずませてやってきた、すばしっこい小猿。途中で別れた日吉丸の名を失敬して、武家奉公にありついた。ところがどっこい、世の中、そうそう甘くはない。再び放浪生活が始まる……。運は天に! 努力は惜しまず! 甘くはないががんばるでなも。痛快・軽快な時代長編。〈全五巻〉

PUBLICATIONS

全2件