不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか
電子あり 完結

不死身の特攻兵

フジミノトッコウヘイ

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太平洋戦争末期に実施された”特別攻撃隊”により、多くの若者が亡くなっていった。だが、「必ず死んでこい」という上官の命令に背き、9回の出撃から生還した特攻兵がいた。その特攻兵、佐々木友次氏に鴻上尚史氏がインタビュー。飛行機がただ好きだった男が、なぜ、絶対命令から免れ、命の尊厳を守りぬけたのか。命を消費する日本型組織から抜け出すには。 太平洋戦争の末期に実施された”特別攻撃隊”。戦死を前提とする攻撃によって、若者たちが命を落としていった。 だが、陸軍第一回の特攻から計9回の出撃をし、9回生還した特攻兵がいた。その特攻兵、佐々木友次氏は、戦後の日本を生き抜き2016年2月に亡くなった。 鴻上尚史氏が生前の佐々木氏本人へインタビュー。 飛行機がただ好きだった男が、なぜ、軍では絶対である上官の命令に背き、命の尊厳を守りぬけたのか。 我々も同じ状況になったとき、佐々木氏と同じことができるだろうか。 戦後72年。実は本質的には日本社会は変わっていないのではないか。 本当に特攻は志願だったのか、そして、なぜあんなにも賛美されたのか。 命を消費する日本型組織から、一人の人間として抜け出す強さの源に迫る。

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不死身の特攻兵(10)
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不死身の特攻兵(10)

発売日:2021年02月05日

飛ぶことが大好きで操縦士となった佐々木友次青年。フィリピンに取り残され、残留兵となってしまった佐々木達の山中生活で待ち受けていたのは、飢えと病気、そして『人』との熾烈な戦いだった!生きる為にあがき続けた特攻兵に訪れた突然『敗戦』の報せ――。9度の特攻から生還した佐々木青年の物語、最終巻!

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