
自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体
ジエイタイノヤミソシキ ヒミツジョウホウブタイ「ベッパン」ノショウタイ
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帝国陸軍から自衛隊に引き継がれた“負の遺伝子”とは? 日本が保持する「戦力」の最大タブーとは?――身分を偽装した自衛官が国内外でスパイ活動を行う、陸上自衛隊の非公然秘密情報部隊「別班」に迫った日本で唯一の書! 別班と三島由紀夫の接点、別班と米軍の関係、海外の展開先、偽装工作の手法、別班員になるための試験問題……災害派遣に象徴される自衛隊の“陽”とは正反対の“陰”の実体! ■帝国陸軍から自衛隊に引き継がれた、“負の遺伝子”とは? ■日本が保持する「戦力」の最大タブーとは? ■災害派遣に象徴される自衛隊の“陰”とは? ・・・・・・・・・・ 本書は、身分を偽装した自衛官に海外でスパイ活動をさせている、 陸上自衛隊の非公然秘密情報部隊「別班」の実体に迫ったものである。 「別班」は、ロシア、中国、韓国、東欧などにダミーの民間会社をつくり、 民間人として送り込んだ「別班員」に、ヒューミントを展開させている。 日本国内でも、在日朝鮮人を抱き込み、北朝鮮に入国させて 情報を送らせる一方、在日本朝鮮人総聯合会にも協力者をつくり、 内部で工作活動をさせている。 たしかに、アメリカのDIA(国防情報局)のように、海外にも ヒューミントを行う軍事組織は存在する。 しかし、いずれも文民統制(シビリアンコントロール)、あるいは政治の コントロールが効いており、首相や防衛相がその存在さえ 知らされていない「別班」とは明確に異なる。 張作霖爆殺事件や柳条湖事件を独断で実行した旧関東軍の謀略を 持ち出すまでもなく、政治のコントロールを受けずに、 組織の指揮命令系統から外れた「別班」のような部隊の独走は、 国家の外交や安全保障を損なう恐れがあり、極めて危ういといえるのだ。 「別班」はいわば帝国陸軍の“負の遺伝子”を受け継いだ“現代の特務機関”であり、 災害派遣に象徴される自衛隊の“陽”の部分とは正反対の“陰”の部分といえる。 ・・・・・・・・・・ 〈本書のおもな内容〉 第1章 別班の輪郭 中野学校の亡霊/別班と三島由紀夫の接点/別班と米軍の関係 ほか 第2章 別班の掟 海外の展開先/偽装工作の手法/別班員になるための試験問題 ほか 第3章 最高幹部経験者の告白 別班を指揮する正体/元韓国駐在武官の証言 ほか 第4章 自衛隊制服組の独走 事務次官と陸上幕僚長の反応/防衛大臣の対応/別班OBたちの言葉 ほか
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自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体
発売日:2018年10月17日
帝国陸軍から自衛隊に引き継がれた“負の遺伝子”とは? 日本が保持する「戦力」の最大タブーとは?――身分を偽装した自衛官が国内外でスパイ活動を行う、陸上自衛隊の非公然秘密情報部隊「別班」に迫った日本で唯一の書! 別班と三島由紀夫の接点、別班と米軍の関係、海外の展開先、偽装工作の手法、別班員になるための試験問題……災害派遣に象徴される自衛隊の“陽”とは正反対の“陰”の実体! ■帝国陸軍から自衛隊に引き継がれた、“負の遺伝子”とは? ■日本が保持する「戦力」の最大タブーとは? ■災害派遣に象徴される自衛隊の“陰”とは? ・・・・・・・・・・ 本書は、身分を偽装した自衛官に海外でスパイ活動をさせている、 陸上自衛隊の非公然秘密情報部隊「別班」の実体に迫ったものである。 「別班」は、ロシア、中国、韓国、東欧などにダミーの民間会社をつくり、 民間人として送り込んだ「別班員」に、ヒューミントを展開させている。 日本国内でも、在日朝鮮人を抱き込み、北朝鮮に入国させて 情報を送らせる一方、在日本朝鮮人総聯合会にも協力者をつくり、 内部で工作活動をさせている。 たしかに、アメリカのDIA(国防情報局)のように、海外にも ヒューミントを行う軍事組織は存在する。 しかし、いずれも文民統制(シビリアンコントロール)、あるいは政治の コントロールが効いており、首相や防衛相がその存在さえ 知らされていない「別班」とは明確に異なる。 張作霖爆殺事件や柳条湖事件を独断で実行した旧関東軍の謀略を 持ち出すまでもなく、政治のコントロールを受けずに、 組織の指揮命令系統から外れた「別班」のような部隊の独走は、 国家の外交や安全保障を損なう恐れがあり、極めて危ういといえるのだ。 「別班」はいわば帝国陸軍の“負の遺伝子”を受け継いだ“現代の特務機関”であり、 災害派遣に象徴される自衛隊の“陽”の部分とは正反対の“陰”の部分といえる。 ・・・・・・・・・・ 〈本書のおもな内容〉 第1章 別班の輪郭 中野学校の亡霊/別班と三島由紀夫の接点/別班と米軍の関係 ほか 第2章 別班の掟 海外の展開先/偽装工作の手法/別班員になるための試験問題 ほか 第3章 最高幹部経験者の告白 別班を指揮する正体/元韓国駐在武官の証言 ほか 第4章 自衛隊制服組の独走 事務次官と陸上幕僚長の反応/防衛大臣の対応/別班OBたちの言葉 ほか