女性の歴史(上)
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女性の歴史

ジョセイノレキシ

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「火の国」の詩人・高群逸枝が、大正昭和の激動期に、「われらいかに生くべきか」……と、女性解放の学問的寄与を決意して、武蔵野の一隅「森の家」に20年あまり。「母系制の研究」「招婿婚の研究」を基底に、一貫して「母性我」に視点を据え、自然なる原始の「母性我的母権社会」への復権を願い、新しい女の権利獲得運動、戦後現憲法下での男女同権の一応の実現など、婦人の諸問題を分析し、自身の遺書として自らを燃焼し尽した、女性全史。著者の願いが永遠であるごとく、本書の価値も永遠である。〈上下全2巻 上巻〉

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女性の歴史(下)
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女性の歴史(下)

発売日:1972年08月15日

己れ性を凝視し、母性我に婦人問題の原点を見る、女性解放のための科学的書物。なぜ、男女の社会的不平等が存在するようになったのか? 「母系制の研究」「招婿婚の研究」を基底に、情熱的筆致で論考する。一貫して母性我に視点を据え、自然なる原始の母性我的母権社会への復帰を願い、平和を指向する。女性であるがゆえに、詩人の魂を持つがゆえに、はじめて可能であった、不朽の名著。 「原始女性は太陽であった」――自然なる原始の母性我的母権社会から、室町以降の男性の個人我の父権社会をへて、それの訂正、原始復帰への最初の叫び。重圧下の女権宣言を転機に新しい女の権利獲得運動、戦後現憲法下での男女同権の一応の実現を、さらに労働婦人の歩みと働く婦人の諸問題を分析、一貫して母性我に視点を据えた女性解放の女性史。同時代を生きた著者の『平和と愛の世紀』の展望。<上下巻>

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