こころ(上)
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瀬戸内晴美 こころ

セトウチハルミココロ

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太平洋戦争のさなかに女子大を卒業した文子と啓子は、そのあと東京と四国とに分れて、それぞれ妻として母として「女の一生」を体験する。お互い、夫の不貞に泣かされ、また、子供たちの気まぐれな処生に悩まされる人生だった。いま、やっと平穏な生活を得たかにみえる彼女らだが、その内面の光景は? 人生の深淵をえぐる問題の作品。<上下巻>

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こころ(下)
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こころ(下)

発売日:1984年05月08日

文子の家庭では、次男の純二が、大学受験に失敗して情緒不安、また長女・梓は、妻子ある男との恋に綱渡りの毎日を送っている。純二は放浪の旅に出て、途中、母の親友・啓子の家に立ち寄る。啓子の娘・和美との間に恋が芽生えそうになるが、二人の間では微妙なズレが……。世代の差、男女の亀裂など、現代の内奥に迫った話題作。<上下巻>

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