
家族パズル
カゾクパズル
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伏線が美しく、泣ける。 これぞ「余韻まで美味しい」小説です。 ――森沢明夫 優しく、静かで、トリッキー。 そして最後は、涙がほろり。 『青鬼』ノベライズの著者が紡ぐ家族ミステリー! 悲しみの裏側にそっと隠された深い「家族愛」5つの物語。 「はだしの親父」父は亡くなる直前、雨降る病院の庭をなぜ靴を脱ぎ歩いたのか? 「神様の思惑」 自殺志願の少年の命を救った優しいホームレスは殺人者だった!? 「タトウの伝言」借金を背負った青年は母を騙して、父の形見である絵画を狙うが。 「我が家の序列」リストラ中年と迷い犬の新生活は、奇妙な出来事ばかりの日々で。 「言霊の亡霊」 25年も男を苦しめた母の一言。しかし記憶を辿るとある違和感が。 家族同士だって、分からないことはたくさんある。ぶつかり合いだってある。 それでもいろんな出来事をパズルのようにうめていくと、家族の本当の姿が見えてくる。 この謎解き、この感動……きっとあなたは家族に会いたくなる。
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神様の思惑
発売日:2022年12月15日
「僕を殺してくれる?」 あのとき、そう願った少年。 二十年ぶりの邂逅によって、謎は解き明かされる。 隠された愛が涙を誘うミステリ集! 美しい伏線、感涙のミステリ。 『神様の思惑』は、令和になって奇跡的に発掘されたタイムカプセル ――解説(ミステリ評論家・大森滋樹)より 技巧ミステリの名手による、深い家族愛をめぐる五つの物語。 遊園地で休憩中の若い父親は、清掃員の男性に頼まれ、迷子の親捜しをする。 そこで、清掃員がかつて近所の公園で寝泊まりしていた「カミさん」だったことに気づく。 彼は少年時代、「カミさん」に自分を『殺してくれ』と頼んだことを思い出す(表題作「神様の思惑」)。 隠された愛が涙を誘うミステリ短編集(『家族パズル』改題)。