相思青花(上)
電子あり

相思青花

ソウシセイカ

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青花とは染付の中国名。美しい焼き物に秘められた人間の愛と宿命、日中の歴史の謎。時空を超えて展開する雄大なロマン、アジアの大戦史を舞台に展開する恋愛長編ーー不思議な物語は、イスタンブールのトプカピ・サライ博物館から始まった。10年間の結婚生活の後、商社員の夫がロンドンで急死した奈美。ハネムーンの地で中国陶磁器の前にたたずむ奈美に、端正な中年の紳士が話しかけてきたのである。夫の急死から立ち直ろうと、実家に伝わる青花(染付)の謎を追う奈美に、その男・林輝南は、清朝末期の青花にまつわる愛の秘話を教え、二人は調査を進めてゆく。<上下巻>

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相思青花(下)
最新刊情報

相思青花(下)

発売日:1990年02月07日

相い思う男女が結ばれる青花の縁とは? 緊迫の時に美しく生きる人々を描く長編ロマン。激動の時代の、謎にみちた愛の物語。美しい骨董に秘められた謎を追う傑作長編ーー一対の壺と皿を発端に、瓶、大陶板と発見されてゆく、一連の青い波濤模様の焼物は何? 大戦のさなか、日中両国に激しく生きた男女の愛の物語を綯いまぜにして、奈美と林輝南の前に明らかになってきた美しい磁器との縁。鮮やかに躍動する波涛文様の磁器にまつわる人々の運命。トルコ、中国、神戸、シンガポールを舞台に、民族の叙事詩を背景に人間の運命を世界的なスケールで描く、感動の大河小説。<上下巻>

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