
神学大全
シンガクタイゼン
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13世紀、聖書解釈や神学者の注解を体系的に集大成した全45巻からなる中世キリスト教神学の金字塔。第II-2部 第183問題~第189問題を収録。 【目次より】 まえがき 第一八三問題 人間の職分及び身分一般について 第一項 身分はその本質に自由または隷属の条件を含むか ~ 第四項 身分の区別は初歩者、進歩者、完全者に従って認められるか 第一八四問題 完全性の身分について 第一項 キリスト教的生活の完全性は特に愛に従って認められるべきか ~ 第八項 主任司祭と助祭長は修道者に優る完全性を有するか 第一八五問題 司教の身分の所属事項について 第一項 司教職を志望することは許されるか ~ 第八項 司教に登用の修道者は修道規律の遵守義務を負うか 第一八六問題 修道者の身分の主要構成事項について 第一項 修道者の身分は完全性の身分を含意するか ~ 第十項 罪の種類が同一の場合、修道者は世俗者よりも重罪を犯すか 第一八七問題 修道者の専属事項について 第一項 修道者は、教授、説教、その他これに類する役務の遂行が許されるか ~ 第六項 修道者は他の人々よりも粗衣を着用することが許されるか 第一八八問題 修道会の多様性について 第一項 修道会は単一であるか ~ 第八項 共住生活者の修道会は独住生活者の修道会よりも完全であるか 第一八九問題 修道会入会について 第一項 掟の錬成者以外は修道会に入会すべきでないか ~ 第十項 多数者との相談及び先行の長期間の熟慮を欠く修道会入会は、称賛すべきであるか 訳者注 解説
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神学大全45 第III部 第84問題~第90問題
発売日:2022年02月25日
キリスト教に関わる事柄を初学者のために論述した、西洋中世思想を代表する必読文献。トマスは罪と悔悛の行為を、神の恩寵を視野に入れた超自然的秩序の中で理解しており、それはアリストテレスの自然的な倫理学の射程を完全に超え出るものであった。本巻では悔悛の秘跡における恩寵の働きと人間の自由意思との問題、悔悛の秘跡と悔悛の徳との関係、悔悛の秘跡は救いのために必要か、神の恩寵はどのように罪の赦しという結果を生じるのか、等が論じられる。 神学者トマスの最後の仕事となった悔悛神学を収める。第III部第84モ問題~第90問題。最終巻! 【目次より】 まえがき 第八十四問題 悔悛の秘跡について 第一項 悔悛は秘跡であるか ~ 第十項 悔悛の秘跡は反復されるべきか 第八十五問題 徳としての悔悛 第一項 悔悛は徳であるか ~ 第六項 悔悛は諸々の徳のうち第一であるか 第八十六問題 悔悛の結果について 大罪の赦しに関して 第一項 悔悛によってすべての罪が除去されるか ~ 第六項 罪過の赦しは徳であるかぎりでの悔悛の結果であるか 第八十七問題 小罪の赦しについて 第一項 小罪は悔悛なしに赦されることが可能か~ 第四項 小罪は大罪の赦しなしに赦されることが可能か 第八十八問題 悔悛によって赦された罪の戻りについて 第一項 赦された罪はその後の罪のゆえに戻ってくるか ~ 第四項 それのゆえに、後で犯される罪が先に赦された罪を戻らしめるところの忘恩は、特別な罪であるか 第八十九問題 悔悛による徳の回復について 第一項 徳は悔悛によって回復されるか ~ 第六項 死せる行為さえも後続の悔悛によって生命あるものとなるか 第九十問題 悔悛の諸部分について 総論 第一項 悔悛には諸々の部分があると見なすべきか ~ 第四項 悔悛が洗礼前の悔悛、大罪の悔悛、小罪の悔悛に区分されるのは適切であるか 訳者注 解説 トマスの「悔悛」神学