半九郎闇日記 下
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半九郎闇日記

ハンクロウヤミニッキ

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泉岳寺の墓から脱けだした大石内蔵助(くらのすけ)一党!? これこそ、八丁堀の名同心・水木半九郎の新婚の夢を破り、恋女房のお柳にまで禍いを及ぼす難事件であった。事件の中心は、播州浅野家の瓦解後、行方不明になった「将監闇日記」にある。その謎を追う黒幕は、もと大目付として諸大名を威圧した旗本・大町内膳。その腹心であった札差の松前屋本蔵。彼も、お役者小僧として名を売った大悪党。また、甲斐々々しく於菟(おと)姫に仕える亀吉・お鯛の兄妹も、日記の行方を追う一団だ。日記の秘密は竜宮の秘密につながる……。老武士、薬師寺将監の登場で、事件は最高潮に達する。<上下巻・完結>

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半九郎闇日記 上
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半九郎闇日記 上

発売日:2022年03月11日

赤穂浪士が仇討ち後、死をたまわって14年。いまだに泉岳寺の辺りに、大石内蔵助(くらのすけ)が出没するという。駿河屋小町と評判のお京も、たしかに大石を見た。いや、大石に狙われたのだ。小日向主水(もんど)を婿に迎えた夜、お京は誘拐されてしまった。ただ、奇怪はそればかりではない。播州浅野家縁故の女性が、あいついで殺されている……。なぜか? 大岡越前守の懐刀(ふところがたな)水木半九郎も手をこまねくばかりだった。だが実は、浅野家の瓦解前後、奥方をめぐって何か事件があったのだ。瓦解によって門外に出た「将監闇日記」の秘密。竜宮と於菟(おと)姫と浦島、塩売り吉次、幽冥庵など、不可解な謎が半九郎の心を迷わせる……。<上下巻>

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