田中美知太郎 哲学入門
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西欧古典文化の研究者としてわが国の第一人者である著者が、平明な文章で哲学とは何か、科学史をどのように理解するかを問う。著者の学生時代を振り返りつつ周辺の教師像を描く随筆と合わせ、読者を深い思索の道へといざなう。 哲学そのものを問いながら、一方では哲学を難解な言葉から解放し、やさしい言葉で一般の読者に話しかけることは至難のわざだが、本書には、こうした著者の努力が見事に結晶している。 「 すべての問題に、すべてのひとが同じ興味をもつわけではない。しかしいわゆるマス・コミュニケイションの影響で、大部分の人たちが、一律につぎからつぎへと、いろいろな問題に追いまわされているということは、だれでも気づいている事実だということができるだろう。 しかしそういうようなことで、ほんとうにわたしたちの手許に残る問題は、いったいどれだけあるのだろうか。ずいぶんいろいろな問題があったようで、実際は何の問題もないというような空しさが、あとに残るだけのことなのではないか。」(「モームの哲学勉強」より) [本書の内容] モームの哲学勉強 関東大震災のころ 京都での学生生活 哲学とその根本問題 科学史の視点 解 説(森 進一)
TOPICS
哲学入門
発売日:1976年06月04日
西欧古典文化の研究者としてわが国の第一人者である著者が、平明な文章で哲学とは何か、科学史をどのように理解するかを問う。著者の学生時代を振り返りつつ周辺の教師像を描く随筆と合わせ、読者を深い思索の道へといざなう。 哲学そのものを問いながら、一方では哲学を難解な言葉から解放し、やさしい言葉で一般の読者に話しかけることは至難のわざだが、本書には、こうした著者の努力が見事に結晶している。 「 すべての問題に、すべてのひとが同じ興味をもつわけではない。しかしいわゆるマス・コミュニケイションの影響で、大部分の人たちが、一律につぎからつぎへと、いろいろな問題に追いまわされているということは、だれでも気づいている事実だということができるだろう。 しかしそういうようなことで、ほんとうにわたしたちの手許に残る問題は、いったいどれだけあるのだろうか。ずいぶんいろいろな問題があったようで、実際は何の問題もないというような空しさが、あとに残るだけのことなのではないか。」(「モームの哲学勉強」より) [本書の内容] モームの哲学勉強 関東大震災のころ 京都での学生生活 哲学とその根本問題 科学史の視点 解 説(森 進一)