文芸(単行本)作品一覧
大久保長安
文芸(単行本)
ナンバ-2の栄光と悲惨,書下ろし歴史小説信玄,家康の二君に仕え,徳川幕府創業期に異例の昇進を遂げた大久保長安.テクノクラ-トとして抜群の業績を遺しながら抹殺された男の,謎に包まれた波乱の生涯
旅券のない犬
文芸(単行本)
アフリカから日本へ.紀州犬十兵衛の冒険.アフリカのナイロビ.飼い主の大使夫妻を暴漢に殺された紀州犬の十兵衛は,復讐を遂げた後,茫漠たる大地を一路日本に帰るべく走り始めた.襲い来る危機そして…
待てど暮らせど来ぬひとを 小説 竹久夢二
文芸(単行本)
竹久夢二と彦乃の恋愛を描いた長篇小説。 大正時代、女学生の憧れの竹久夢二に、彦乃という女学生が恋心を抱いている。やがて二人は恋におち、彦乃は夢二に深い傷跡を残して逝ってしまう――。
春情蛸の足
文芸(単行本)
味覚と会話、エンターテイメントの極致! 恋愛の楽しみ、人生の機微を知ったおとなたちが、さらに生きるおもしろさを実践する八つの短篇。お好み焼き、てっちり、くじら等、関西の味が登場。小説現代掲載
小説半導体戦争
文芸(単行本)
ダイナミックで予見的な経済情報小説登場!アメリカの真の狙いを追求する3人のスペシャリスト。動揺する日本の業界と対応に苦慮する通産省の役人たちの人間像を目に見えるように活写した近未来情報小説!
失楽園の武者 ―小説大内義隆
文芸(単行本)
武より美に耽溺した戦国大名大内義隆の悲劇武より美を選びとってしまった戦国大名,大内義隆の滅びに身を任せんとする姿を,義隆の幼時よりの実直な家臣,冷泉隆豊の眼を通して鮮やかに描く長編歴史小説.
学生街の殺人
文芸(単行本)
乱歩賞作家,待望の書下ろし本格長編推理!平和な学生街で突然起こった恐怖の連続殺人事件! 奇怪なエレベ-タ殺人の真相とは? 意外性十分のスト-リ-展開とフレッシュな感覚で読者を魅了する野心作.
幻世
文芸(単行本)
『東京漂流』の著者の十年のエッセイ集成。マスコミ界の話題を巻き起した「写真週刊誌論」「山口百恵論」等を収録、“現代風景の思想家”の面目を伝える初のエッセイ集。慈しみと憎しみを見つめる独自な眼
続・近代日本の日記 明治から大正へ
文芸(単行本)
作家の稀有な日記を通しての近代日本文学史正岡子規・永井荷風・石川啄木・有島武郎・志賀直哉・川端康成らの明治末・大正期の日記をもとに、彼らの多感な青春時代と作家として誕生する迄の心の苦悩を描く
ナイン
文芸(単行本)
折々の生活のなかでふと垣間みる人生模様!東京の街の喫茶店、レストラン、寿司屋、バスの車内…「私」が出会った人々のそれぞれの人生を、しみじみと描いた短篇傑作シリーズ。「隣り同士」他17篇収録
崇峻天皇暗殺事件
文芸(単行本)
崇峻天皇暗殺事件の暗部を探る古代史推理.崇峻天皇が渡来人の民族の出身である東漢の直駒に暗殺された.事件の背後には巨大な陰謀が…….現場に居合わせた厩戸の王子,のちの聖徳太子が事件の謎を追う.
翼のない鳥
文芸(単行本)
ヨーロッパ舞台に描く外人女性との愛と別れ皮膚の色と国籍の違いを超えて、愛と真実を求めながら、自由への意識の相違から傷つき破綻する青春の彷徨をヨーロッパを舞台に展開する野心的長篇小説。
中空に
文芸(単行本)
中年女性の心の空白と感慨を描く傑作短篇集夫の突然の急死にあい、独りで暮している中年女性の、過ぎ来し方と現在の生活の中で交錯するさまざまな感慨と心の空白感をみごとに描く傑作短篇集。
わが心わがものならず
文芸(単行本)
幕末のエリ-ト官僚の不倫を描く歴史小説!日米修好通商条約の交渉で日本側・全権委員をつとめる岩瀬肥後守忠震と20歳年下の人妻の恋.幕末の激しい政争の中,妖しくゆれ動く男性の恋愛心理を精緻に描く
その日の夏
文芸(単行本)
終戦直後の空無感を見つめる女子学生の眼差師範学校の寮生はラジオから流れる終戦の詔勅を聞き激しく泣いた。周囲に号泣の輪がひろがった。だが8月15日から10日間、何かが変っていった、あの夏の日々
熱砂に眠れ
文芸(単行本)
サウジの政争に巻き込まれた日本人の謎の死サウジの政争に巻き込まれて謎の死を遂げた安友建設の駐在員,行田の死因を探る戸村の周辺に危機が迫る.巨額のアラブダラ-をめぐり紛糾する中東情勢を活写する
千軍万馬
文芸(単行本)
波乱の戦後経済を泳ぎきった二人の成功者.終戦の大混乱からオイルショック,円高不況まで,日本経済を揺さぶり続けた変動の中で,辛酸をなめ危機に直面した二人の男が,ついに頂点をきわめる成功物語.
推理小説代表作選集1987年版
文芸(単行本)
1986年の決定版推理小説年鑑! 泡坂妻夫,逢坂剛,大沢在昌,日下圭介,小杉健治,佐野洋,島田荘司,都筑道夫,中津文彦,仁木悦子,夏樹静子,西村京太郎,皆川博子,山崎洋子,三好徹氏収録

與謝蕪村
文芸(単行本)
俳諧の目で絵画を観る、絵画の心で俳諧を読む。古今独歩の蕪村芸術を、創造性豊かな視点から説きあかす、著者初の蕪村論集。ーー画俳両面から初めて論じた、巨星・蕪村の真髄。蕪村名画「夜色楼台図」と三好達治の詩「雪」(太郎を眠らせ~)の交叉を示し、興趣つきない「蕪村の画と俳意」など、斬新な視点から精緻に分析し、縦横に展開する、鑑賞と評論。
われ逝くもののごとく
文芸(単行本)
森敦の深い人生観照を湛えた稀有の大作小説「群像」に三ケ年連載された千六百枚の超大作小説。人間の世とは、死とは何か?著者の文壇デビュー作『月山』と同じ地方を舞台に森敦の哲学の深奥を開示する力作