文芸(単行本)作品一覧

死霊 八章
死霊 八章
著:埴谷 雄高,装丁:辻村 益朗
文芸(単行本)
一種詩的な月光の奥に生と宇宙の謎を携えた「無限大種族」の内面が朧ろに覗かれ、まさにそこから逆に、新しい悲劇の開示が予覚される。
蕎麦ときしめん
蕎麦ときしめん
著:清水 義範,装丁:山藤 章二
文芸(単行本)
奇才が名作の剽窃手法を駆使する異色特別作そばときしめんの違いは、世界における日本の特別な位置を暗示しているのだ!新しい才能による野心的な手法はいま本邦初のパスティーシュ作品集として姿を現す!
アローン・アゲイン
アローン・アゲイン
著:落合 恵子,装丁:北村 治
文芸(単行本)
大江戸仙境録
大江戸仙境録
著:石川 英輔,装丁:小松 桂士朗,装画:熊田 正男
文芸(単行本)
奇想天外な力作! 書下ろしSF時代小説!科学評論家・速見洋介が文政期の江戸社会へタイムスリップ。辰巳芸者のいな吉、医師・涼哲等との楽しい日々。読者を駘蕩たる気分に誘う『大江戸神仙伝』続編。
三角砂糖
三角砂糖
著:村上 春樹ほか,装丁:和田 誠
文芸(単行本)
三つの言葉から生まれた奇想驚天の超短編集自分のごひいきのタレントが考えた三つの言葉を取りこんで作られたショートショート22編。難しい出題に悩みながらも22人の作家が完成させた傑作快作を公開!
播磨妖刀伝
播磨妖刀伝
著:黒部 亨,装丁:菊池 千賀子
文芸(単行本)
妖怪蛇鯨を斬った刀工と刀の数奇な伝説。 酒と女の果てに江戸から帰郷した刀工・加賀見又蔵が、乞食女に扶けられて全財産をかたに鍛えた刀は、伝説の妖怪・蛇鯨を斬った。蛇鯨の血をあびた刀と又蔵は…。
親の姿 子の心
親の姿 子の心
著:高田 好胤,装丁:辻村 益朗
文芸(単行本)
永遠の生とは子供や孫の心の中に生きること物の豊かさは人の心をほろぼす。感謝を忘れず、敬いあい人を思いやるあたたかい心を、親は日々の生活に自らの姿で子に示せと、薬師寺管長が諄々と語る心の世界。
皇帝の娘
皇帝の娘
著:仲谷 和也,装丁:安彦 勝博
文芸(単行本)
ロシア革命下、皇女アナスタシア救出秘話。ロシア革命下、革命軍・反革命軍、欧米各国の葛藤の間隙をぬって廃帝ニコライ二世一家の救出に向かった日本の特務機関と従軍記者の秘密行動を描く大陸冒険巨編。
夜の光に追われて
夜の光に追われて
著:津島 佑子,装丁:司 修
文芸(単行本)
「夜の寝覚」の世界と現在の千年を経た物語半年ほど前に九歳の男の子をなくした女性が、千年も昔に生きていた「夜の寝覚」の著者の女性に向けて決して届くことのない手紙を書く。生と死と祈りの長篇小説。
雨彦のにんげん四季報
雨彦のにんげん四季報
著:青木 雨彦,装丁:百鬼丸
文芸(単行本)
美女とヒ-ロ-68人.雨彦流人間早わかり明石家さんまから林真理子まで―今ときめきのヒ-ロ-と美女たち68人の意外な素顔.軽妙洒脱な名インタビュア-雨彦流のにんげん早わかり.
時の過ぎゆくままに
時の過ぎゆくままに
著:小泉 喜美子,装丁:安西 水丸
文芸(単行本)
死後一年益々評価の高い著者の異色短篇集!都会小説に奇妙な味のスパイスをきかせて定評のあった著者による遺作集。最後まで心を傾けて執筆した男女の時の移ろいによる変化と変らぬダンディズムの見事さ。
真夜中の料理人
真夜中の料理人
著:阿刀田 高,装丁:和田 誠
文芸(単行本)
男も女もミステリー…名手が描く11の短篇同窓会に出席するにも交通費がかかると反対する悪妻。挙句に友人が好意で送ってくれた鮭にまでケチをつけられて…おとなしい亭主がとった奇想天外な解決策は…!
大ぼけ小ぼけ
大ぼけ小ぼけ
著:阿川 弘之,装丁:大泉 拓
文芸(単行本)
「桃の宿」に続く随筆の名手の最新随筆集。木曽への旅、ドナウへの旅、乗物、食物――阿川弘之の筆が冴え、ユーモアがきらりと光る。師志賀直哉を、文学を、味わい深く愛情をもって描く珠玉の五十一篇。
総合商社
総合商社
著:江波戸 哲夫,装丁:荒川 じんぺい
文芸(単行本)
同期入社で幹部候補3人の見た商社の内幕!三友商事鉄鋼課長の北野が突然閑職に。人事課長の早川に大幅人員削減命令が。エネルギー開発部長の香山には合弁事業のトラブルが。3様の人生ドラマが始まった。
いのち華やぐ
いのち華やぐ
著:瀬戸内 寂聴,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一
文芸(単行本)
老人問題を中心とした話題のエッセイ集成。寂庵に御堂を建立してますます盛んな寂聴師が、人生相談的なあらゆる問題に老いを生きることを中心として考える。朝日新聞に連載中から話題のエッセイ。
帰り道を忘れた男たち
帰り道を忘れた男たち
著:山口 洋子,装丁:成瀬 始子
文芸(単行本)
幅広いジャンルに人生の指針となるエッセー旅,恋,酒,歌,別れ….日々の出来事を酒場経営者・作詞家・プロ野球評論家・作家と多彩な活動を続ける人間・山口洋子が縦横無尽に一刀両断する本音の思想.
埴輪の馬
埴輪の馬
著:小沼 丹,装丁:丹阿弥 丹波子
文芸(単行本)
清水町の先生と埴輪の馬を買いに行く小説集瓢逸味あふれる小沼丹氏作品集で、人生の淋しさや、楽しさをとぼけたユーモアのうちに表現する。表題作の他「童謡」「煙」「ゴムの木」「十三日の金曜日」等收録
犬だって散歩する
犬だって散歩する
著:丸谷 才一,装丁:和田 誠
文芸(単行本)
食物・映画・日本語…待望の最新エッセイ集漱石、ホームズ、マッカーサー、阿部お定から、食べ物、酒、東京論等…ご存じ丸谷氏の軽快洒脱な最新エッセイ集。絶妙コンビ・和田誠の30余話すべてに挿絵入り
日付変更線
日付変更線
著:北方 謙三,装丁:安彦 勝博
文芸(単行本)
わが青春を描く、著者初の本格的エッセイ集ある時は苦く、ある時は甘く、爽やかに過ぎ去りし日々を描く10の回想。人気ハードボイルド作家が、恋愛、大学時代の挫折体験、創作の秘密等を赤裸々に自己表白
会津恋い鷹
会津恋い鷹
著:皆川 博子,装丁:安彦 勝博
文芸(単行本)
会津藩下級武士の妻が見た戊辰落城の悲譜.「みんなあの戦争で心が壊れてしまった」――鷹匠という最下級の武士の妻の目に映った会津落城とその後日譚.美化され続けてきた会津戊辰戦の暗部を初めて描く.