文芸(単行本)作品一覧

新しい人よ眼ざめよ
新しい人よ眼ざめよ
著:大江 健三郎
文芸(単行本)
ノーベル文学賞受賞 大江健三郎の連作短篇集 脳に障害を持って生まれた息子が、音楽に眼ざめてゆく過程を描く、感動の連作集。 優しい魂に大きな感動 大江健三郎氏の『新しい人よ眼ざめよ』は障害児と共に生きる魂の小説である。この何年か、私はこれほど大きい感動をもって読んだ小説もないし、これほど冷静な気持ちで読み続け、読み終わった小説もない。また読み終わったあと長い間、思いを作者からはなすことのできなかった小説もない。この連作は多くの人に読んでもらいたいと思う。そして誠実な魂のこの上なく優しく、強く、美しい旋律に触れて頂きたいと思う。──井上靖(大佛次郎賞選評より)
赤い飛行船
赤い飛行船
著:中島 梓,装丁:矢吹 申彦
文芸(単行本)
自身も「若い女性」である中島梓が送る、コーヒーとチーズケーキをわきにおいた気楽なおしゃべり。恋愛、結婚、男の話、女性なら誰もがきになるあれやこれやを、瑞々しい若い感性でぶった切る! あなたも喫茶「赤い飛行船」でひとときの楽しい時間を過ごしませんか? 自身も「若い女性」である中島梓が送る、コーヒーとチーズケーキをわきにおいた、気楽なおしゃべり。恋愛、結婚、男の話、女性なら誰もがきになるあれやこれやを、瑞々しい若い感性でぶった切る! あなたも喫茶「赤い飛行船」でひとときの楽しい時間を過ごしませんか?
電子あり
オフィスガールの寝室
オフィスガールの寝室
著:阿部 牧郎,装丁:森 秀雄
文芸(単行本)
羊をめぐる冒険
羊をめぐる冒険
著:村上 春樹
文芸(単行本)
野間文芸新人賞受賞 1982年秋 僕たちの旅は終わる すべてを失った僕のラスト・アドベンチャー 1979年 風の歌を聴け 1980年 1973年のピンボール そして、1通の手紙から羊をめぐる冒険が始まった消印は1978年5月──北海道発
わたくし大画報
わたくし大画報
著:和田 誠,装丁:和田 誠
文芸(単行本)
とにもかくにも面白い! イラスト満載大エッセイ集ーー元シャンソン歌手の夫人、いたずら盛りの男の子ふたりと猫の「桃代」……愉快な一家のにぎやかな生活。イラストレーターとしての仕事、好きな芝居と映画、ちょっと気になる日本語や食べ物のことetc.……。軽妙なタッチで描いた和田誠の世界。 ◎吉行淳之介氏「これは、和田誠さんが絵と文章の才能を駆使して、おもしろいデータをいっぱい詰めこんだ本である。また、平素めったに自分を語らない和田誠さんが、多彩な自分を多彩に描いた本でもある。とにもかくにも面白い。」
電子あり
続ぼくを探しに  ビッグ・オーとの出会い
続ぼくを探しに  ビッグ・オーとの出会い
著:S・シルヴァスタイン,訳:倉橋 由美子
文芸(単行本)
探しものは何ですか。ビッグ・オーに出会いましたか。 『ぼくを探しに』に続く、大人の童話Part2。 おとなを演じるのが上手な人、下手な人……。 誰もが「童心」を道連れに旅をする。 「だって角(かど)が尖ってるよ」とかけらは言う。 「角はとれて丸くなるものさ」とビッグ・オーは言う。
本覚坊遺文
本覚坊遺文
著:井上 靖,装丁:川島 羊三
文芸(単行本)
日本文学大賞受賞作『千利休』井上文学の最高峰 利休の侘茶の心と、その死の謎に迫る読者待望の意欲的本格長篇小説完成! 利休は、なぜ太閤さまより死を賜ったのか。なぜ一言の申し開きもせずに自刃したのか。その最期の心境は。そして利休の歩いていた冷え枯れた磧の道とは――。利休の死の謎に、いま、井上靖が鋭く迫る話題長編。
音楽展望2
音楽展望2
著:吉田 秀和
文芸(単行本)
音楽を聴くよろこびを語り、現代の芸術と文化の危機を洞察する。ジャンルを越えた自由な発想による新しい芸術批評の誕生。朝日新聞に連載された人気エッセイ「音楽展望」待望の第2集。
電子あり
死霊(2)
死霊(2)
著:埴谷 雄高
文芸(単行本)
死霊(1)
死霊(1)
著:埴谷 雄高
文芸(単行本)
20世紀の闇に光芒を放つわが国初の形而上小説。未知へ向かう新しき未曽有のヴィジョン、ここに開示さる。
神話(人類の夢と真実)
神話(人類の夢と真実)
その他:アレグザンダー・エリオット,その他:ミルチュア・エリアーデ,その他:ジョゼフ・キャンベル,その他:デトレフ=アイ・ラウフ,訳:大林 太良,訳:吉田 敦彦,構成・レイアウト:エミール・ビビューラー,その他:D・ラウフ
文芸(単行本)
待望四年、最大規模の国際共同出版遂に完成。見る神話―数多くの初紹介カラーや驚異の神話地図を含む写真・図版1300余点で構成する、”日本語で書かれた”輸入本。この一冊で万全の物語神話百科。
コインロッカー・ベイビーズ(下)
コインロッカー・ベイビーズ(下)
著:村上 龍
文芸(単行本)
コインロッカー・ベイビーズ(上)
コインロッカー・ベイビーズ(上)
著:村上 龍
文芸(単行本)
1973年のピンボール
1973年のピンボール
著:村上 春樹
文芸(単行本)
僕たちの終章はピンボールで始まった。雨の匂い、古いスタン・ゲッツ、そしてピンボール……青春の彷徨は、序章もなく本章もなく、いま、終わりの時を迎える。新鋭の知的で爽やかな’80年代の文学。 この倉庫での彼女(ピンボール)との邂逅場面の清潔な甘美さと知的なセンチメンタリズムは上等でとても筆舌に尽くし難い。さらに重要なのは、〈僕〉がその体内にとりこんだピンボール・マシン=外国との、やさしく堂々とした結着のつけ方である。希望、絶望、おごり、へつらいなど、いかなる色眼鏡もなく、この20世紀のコッペリアと一体化し、そして突き離しながら、〈僕〉は、自分と彼女がどう関わり合っているかをたしかめる。こうして〈僕〉はゆっくりとした歩調を保ちながらなにものかになって行くのだ。主人公が海外渡航しない「海外渡航小説」の、これはみごとな収穫といえるだろう。──井上ひさし(朝日新聞文芸時評より)
ドラマ人間テレビ語り
ドラマ人間テレビ語り
著:和田 勉
文芸(単行本)
朝丘ルリ子、美空ひばり、松本清張ら有名人から、技術・演技・取材などまで、ドラマ作り27年の現場から、NHKの和田勉が語る、テレビジョンのおはなし。 ◎「和田勉のことーーNHKに電話して、所属部課名を云わずに名前だけでただちに交換台に通じるのは、おそらく会長以外は和田勉のみであろう。彼がNHKの顏だというのをいつも感じる。ドラマつくりの名人、「賞男」というのが和田勉のラベルだが、この記には長い演出生活での折々の寸感や登場人物との躍動したふれあいがある。天衣無縫な彼の言動の中に、かくも鋭く繊細にして、皮肉な観察の「演出家の手帖」があろうとは!」<松本清張「帯文」>
電子あり
眠る盃
眠る盃
著:向田 邦子,装丁:司 修
文芸(単行本)
確かな優しい眼と溢れるユーモア感覚で人生の機微と情感を捉える
風の歌を聴け
風の歌を聴け
著:村上 春樹
文芸(単行本)
群像新人文学賞受賞 1970年夏、あの日の風は、ものうく、ほろ苦く通りすぎていった。僕たちの夢は、もう戻りはしない──。青春の生のかけらを、乾いた都会的な感覚で捉えた、新鋭、爽やかなデビュー! この新人の作品は、近来の収穫である。これまでわが国の若者の文学では、「20歳(とか、17歳)の周囲」というような作品がたびたび書かれてきたが、そのようなものとして読んでみれば、出色である。乾いた軽快な感じの底に、内面に向ける眼があり、主人公はそういう眼をすぐに外にむけてノンシャランな態度を取ってみせる。そこのところを厭味にならずに伝えているのは、したたかな芸である。しかし、ただ芸だけではなく、そこには作者の芯のある人間性も加わってきているようにおもえる。そこを私は評価する。──吉行淳之介
歩道の終るところ
歩道の終るところ
その他:シェル・シルヴァスタイン,訳:倉橋 由美子,装丁:結城 昌子
文芸(単行本)
カバサンドの作り方をご存知ですか? 心の休暇をあなたに―― シルヴァスタインの世界は歩道の終るところから始まる。それはどこでもない場所への旅。忘れた言葉の息づくところ。
新装 ぼくを探しに
新装 ぼくを探しに
著:S・シルヴァスタイン,訳:倉橋 由美子,装丁:アドファイブ
文芸(単行本)
さあ どうぞシルヴァスタインのふしぎの世界へ。 倉橋由美子がご案内します! この魅力的で心にしみるイラスト物語が、地球の上で、花のように、風のように読まれ続けているわけ――を、あなたも見つけてください。 何かが足りない それでぼくは楽しくない 足りないかけらを探しに行く ころがりながらぼくは歌う 「ぼくはかけらを探してる、足りないかけらを探してる、 ラッタッタ さあ行くぞ、足りないかけらを……」 
私を変えた聖書の言葉
私を変えた聖書の言葉
著:曽野 綾子,装丁:伊藤 憲治
文芸(単行本)