文芸(単行本)作品一覧

音楽展望
音楽展望
著:吉田 秀和,装丁:編集部
文芸(単行本)
音楽を中心に、西欧と日本の様々な芸術や文化を鋭く感得し、明快に綴る。透徹した知性と犀利な感性がみなぎるエッセイ集。朝日新聞に連載された人気コラム「音楽展望」3年余分を収録。
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シャガールの馬
シャガールの馬
著:虫明 亜呂無,装丁:辻村 益朗
文芸(単行本)
躍動する肉体の爽やかさと哀しみと……。プロ野球、サッカー、マラソン、テニス、ボート、陸上競技。競馬など、各種のスポーツをテーマにした、清新な作品集。スポーツ評論、競馬エッセイでも有名な作家の名作。直木賞候補作。
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日本文学史早わかり
日本文学史早わかり
著:丸谷 才一,装丁:和田 誠,装画:フランシス・サム
文芸(単行本)
日本文学史の大筋と特質がすっきりと頭にはいる独創的な本です
探偵小説五十年
探偵小説五十年
著:横溝 正史,装丁:市川 英夫
文芸(単行本)
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海の向こうで戦争が始まる
海の向こうで戦争が始まる
著:村上 龍
文芸(単行本)
きらめく夏の海の彼方、祭りの喧噪と凄惨な殺戮。悪夢の如き情景をとらえる鮮烈豊饒なイメージの躍動。『限りなく透明に近いブルー』から1年、新たな衝撃を秘める待望の長篇第1作。 読者へのメッセージ 風呂場のタイルに絡み合って貼り付いている女の髪の毛、それが青い地球の末梢神経だ。戦争はすでに始まっている。我々の頭の中にビジョンとしてではなく、宮殿として空に浮いているものでもない。戦争は、海の向こうで、また我々の目の裏側で確実に始まっているのだ。それは近代戦争しか体験のない我々の親達の想像力を越えている。僕は戦争を見た。意味を考えるのは見た後でいい。僕の見た戦争をあなた方に語りたかった。
限りなく透明に近いブルー
限りなく透明に近いブルー
著:村上 龍
文芸(単行本)
麻薬とセックスに明け暮れるスキャンダラスな青春を題材に、陶酔と幻覚の裏の孤独を描く詩的情感と清潔な感受性。24歳のきらめく才質が創る衝撃の“青春文学”。芥川賞受賞作 村上龍『限りなく透明に近いブルー』はひとつの「出現」であるといわねばならない。この作品が《ロックとファックの時代》を鮮烈に代表する1つの透視画ふうな立方体としてはじめて現われた作品であることは疑いをいれない。この作者の発想が鮮明で、しかもつぎつぎととぎれもなく奔出してくるその持続性と、なんらのいや味も誇張もなくセックスを描く平静性は、恐らく、生得の資質であると思われるけれども、また、この作品の全体の構成が十分に考え抜かれたものであることを思いあわすとき、この若さですでにこの作者に冷静な反省力も構成力も備えられていることを知らされる。これは感覚と思索が或る根元的な場で緊密につながっていることにほかならぬのであって、まさに「驚き」である。──埴谷雄高
わが母の記
わが母の記
著:井上 靖,装丁:川島 勝
文芸(単行本)
老いのかげにしのびよる宿命をおうて、独自の世界に生きる老齢の母―人間の究極の真実を疑視した話題の三部作を集成した愛蔵版作品集。収録作=花の下・月の光・雪の面。
早梅の文(千利休筆)
早梅の文(千利休筆)
解説:中村 直勝,その他:中村 直勝(文学博士
文芸(単行本)
ぐうたら交友録
ぐうたら交友録
著:遠藤 周作,装丁:和田 誠
文芸(単行本)
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現代と音楽
現代と音楽
著:遠山 一行,装丁:井上 太郎
文芸(単行本)
現代の代表的音楽評論家・遠山一行氏が、現代と音楽のかかわりを論じた評論集。「現代の音楽」「演奏家論ーコルトオ・ミケランジェリ・カラヤン」「戦後音楽覚書」など、豊かな体験をもとに、作曲家・演奏家・聴衆と音楽とのかかわりを分析し、現代における音楽の可能性を示唆する。
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殺意の餌
殺意の餌
著:鮎川 哲也,装丁:司 修
文芸(単行本)
事実と創作
事実と創作
著:桑原 武夫,装丁:栃折 久美子
文芸(単行本)
<行動する知性>として、ゆるがぬ座標を占め続ける著者の、根源的な思索が全露頭する! ーー文学、歴史、社会をはじめ、多様多彩な文化領域で独自の姿勢を保ち、常に鋭い問題提起と批判を通して、みずからも「行動」する桑原氏の、記念碑的労作を収めて提供する。その骨太な思想から発する読者への問いかけは、不変に新しい。
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モーツァルト
モーツァルト
著:吉田 秀和,装丁:栃折 久美子
文芸(単行本)
モーツァルトの人と音楽とその演奏を、示唆深くつづって興趣つきない、音楽ファン待望の書ーー稀有の天才モーツァルトを深く敬愛する、当代随一の音楽評論家・吉田秀和氏の、格調高い示唆あふれる評論集。モーツァルトの生涯と音楽をエピソード豊かに語り、卓越した個性の全体像を明快に描く、透徹した知性と鋭敏な感性に満ちた、音楽ファン必読の書。交響曲、協奏曲など、作品への傾倒ぶりを、味わい深い名文でつづる!
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大観画談
大観画談
著:横山 大観,装丁:栃折 久美子
文芸(単行本)
日本画壇の大元老として、画業・識見ともにぬきんでた巨人の生涯を、ほぼ1世紀にわたり貫き通した大観。その生い立ち、修業、画論、酒談義などなど、興趣尽きない貴重な聞書をまとめた名著。「大観」の名声は欧米にもいよいよ高い。
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柿本人麻呂
柿本人麻呂
著:山本 健吉
文芸(単行本)
学殖ある文芸評論家たる著者の、実証的にして、深い洞察とすぐれた創見にみちた労作!! ーー生活伝承に対する卓抜な理解に基づいて、日本詩=短歌の源流たる万葉集に新たな光をあて、短歌的抒情の変革者にして偉大な完成者たる歌聖・柿本人麻呂の芸術を見事に解明した。柿本人麻呂は著者のライフ・ワークの一つであり、文芸評論家であるとともに折口信夫門下でもある著者が、人麻呂と日本の詩の誕生に論究した名著である。
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万延元年のフットボール
万延元年のフットボール
著:大江 健三郎,装丁:粟津 潔
文芸(単行本)
ノーベル文学賞受賞、大江健三郎の代表作 日本近代100年を見事に結晶化した長篇。現代日本文学の可能性の極点を示す傑作! 日本の近代100年──その歩みの中の民衆の心を、故郷の土俗的背景と、遡行する歴史的展望においてとらえ、戦後世代の切実な“体験”を、文学的形象として見事に結晶化した問題の長篇700枚。
さらばモスクワ愚連隊
さらばモスクワ愚連隊
著:五木 寛之,装丁:山内 ・
文芸(単行本)