講談社X文庫ホワイトハート作品一覧

最強な奴ら
講談社X文庫ホワイトハート
「君の連合が優勝したら、水沢君とやらせてあげるよ」体育祭を目前に、生徒会長の露木は、あの新入生にとうとう宣戦布告をしてしまった。おい、露木。俺たちのピンク連合は、毎年最下位決定のジンクスがあるって知ってるか!?それに、おまえら……いったい俺の体をなんだと思ってるんだ──!!当事者の雄叫びを完全無視して、ついに最終バトルの火蓋は切られてしまった!

青い髪のシリーン(下)
講談社X文庫ホワイトハート
ハラーマ大陸の覇権争いに巻きこまれて、アゼンダ王国の狂王ミトレウス三世によって捕らわれの身となったシリーン。しかし、救出に向かった魔道士ユーリックにも、魔の手が伸びていた……。一方、エフェラは、〈闇の魔道〉を使う王と対決することに!はたして、シリーンは実母エフェラと再会できる?養母ジリオラの元へ帰れるのか?
野望渦巻くミステリアス・ファンタジー!

冷酷な神の恩寵
講談社X文庫ホワイトハート
奇怪な連続突然死の真相とは果して!?
妖怪や魔物が跳梁跋扈する真サイキック・ノベル!
死体役の女優は、もう生きていない──。テレビドラマの再放送を観てそう感じた竜憲(りょうけん)は、鴻(おおとり)に調査を依頼する。後日、女優がドラマ収録直後に急死した事実を調べた鴻は、関連事件として厄介な依頼を受けてきた。人気ミュージシャンの周囲で、件(くだん)の女優を含む人間が次々と謎の死を遂げるというのだ。さっそくテレビ局へ出向く竜憲と大輔。しかしその目前で、またも新たな死者が!!

EDGE
講談社X文庫ホワイトハート
私には、犯人が見える──!!プロファイリング──それは、犯行現場に残された遺留品や犯行手口そのものなどから犯人像を特定していく捜査方法である。世紀末の東京。超高層建造物ばかりを狙った連続爆破事件が、世間を震撼させていた。「黄昏の爆弾魔(ラグナロク・ボマー)」と名付けられた犯人の狙いはなにか!?手がかりのつかめぬまま、警察はある民間の心理捜査官(プロファイラー)に協力を要請した。若き美貌の天才心理捜査官・大滝錬摩登場。

火蜥蜴の生まれる日
講談社X文庫ホワイトハート
美貌の錬金術師の正体を暴け──どこから読んでもおもしろい、一話完結の冒険譚!
不老長寿の秘薬、マンドラゴラ、“賢者の石”……。賢者と愚者が入り乱れ、騙し騙されの大騒動。最後に笑うのは!?
ときは13世紀、ところは中世英国(イングランド)。立派な貴族の子弟でありながら、いろんな事件に首を突っ込み、解決を請け負っては小金を稼いでいる2人の騎士見習い──。その名も、リチャードとギルフォード。
シェフィールドの街に、錬金術にのめり込んだ人品卑しからぬ貴族の青年が、美貌の錬金術師とともに住みついた。彼の目を覚まさせるよう、2人は依頼を受けたのだが──!?大好評の中世歴史活劇、第4幕!

隠し撮り ミス・キャスト
講談社X文庫ホワイトハート
発売以来、好評を博しているヌード写真集「スキャンダル」の騒ぎも一段落し、和樹は恋人の真木村と平和な日々を過ごしていた。しかしある日、突然現れた見知らぬカメラマンから、とんでもない要求をつきつけられる。その男は、スクープ写真の代金として、和樹の身体を提供すれば、雑誌には掲載しないと言うのだが……。無謀な脅迫に激怒し、カメラマンの事務所に乗り込んでいった真木村は──。

青い髪のシリーン(上)
講談社X文庫ホワイトハート
ハラーマの女戦士エフェラの息子シリーンは、青い髪と金色の瞳をもつ美しい少年に成長していた。その美貌ばかりでなく、母親ゆずりの好奇心から、ある日、ダルーフオンの結界で囲まれた村を家出したシリーン。しかし、旅先で出会った、金髪の愛らしい少女シエラと共に、ハラーマ大陸の覇権をめぐる陰謀に巻きこまれる彼の運命は!?“エフェラ&ジリオラシリーズ”外伝、復活!

恋のハレルヤ
講談社X文庫ホワイトハート
愛されたくて、愛したんじゃない……。
不敵に微笑む彼の顔を、私は知っている。
テレビに映る美しい顔。N大附属病院の医師・志乃崎がある夜バーで拾った男は、甘く危険な香りがした……。
洋一郎の耳元で、恐ろしいほど美しく上気した顔を近づけて雅之が囁いた。「ほら、俺がいいんだろ?……義兄(にい)さん」交通事故の患者に、欲情にも似た甘い興奮を感じずにはいられない医師・北川には、危険な魅力を放つ美貌の義弟がいた……。抑えきれない誘惑に駆られ、2人が犯してしまった過ちと報い。周囲を翻弄し、互いを傷つけながら、彼等が求め、そして得たものとは──。

科戸の風
講談社X文庫ホワイトハート
過去は消せない。でも未来は変えられる!霊鬼綺談、堂々の完結!初めて知った前世、その重みに打ちのめされる勇帆(いさほ)と高陽(こうよう)。2人の未来に、「ひかり」はあるのか――!?
平安時代、都の平和を脅かす九尾の狐がとりついていた美しい少女・藻女(みずくめ)と、それを退治する立場の陰陽師(おんみょうじ)・安倍泰成――。自分たちが魅かれあいつつも不倶戴天の仇敵どうしが転生した姿だと知って、動揺する高陽と勇帆。
自分は過去に高陽を殺した――悩む勇帆。自分は昔、人間を害した――苦しむ高陽。2人に救いの手はさしのべられるのか!?

天使飛翔
講談社X文庫ホワイトハート
もう、独りじゃないんだ!信頼と友情、そして復讐──人間VS.天使の行方は?
天使を敵にまわしてまでも、命懸けでエルを守るユウに、VWAの研究の手が!達也とJJが下した決断とは!?
「ごめんなさい……、ごめんなさい……」エルを庇い、血まみれの黒い翼を震わせて謝るユウに、天使の容赦ない攻撃は続く。絶体絶命のユウを、達也とJJがようやく救出したのも束の間、新たな牙が向けられた。なんと、天使への復讐のために、ユウの肉体がVWAの研究に利用されようとしている!?
──おおきなものを、守るのさ──と教えてくれたディーの言葉を信じて、達也とJJと、エルとユウが選んだ新しい道とは……。

天翔る鳥のように
講談社X文庫ホワイトハート
ここから一歩外に出たら、僕たちは異端だよ。姉さん、俺にこの人をくれよ。
人気小説家の音也(おとや)は、新婚早々妻と離れ、執筆のため1人伊豆の別邸を訪れる。そこには家族と別れて暮らす、妻の弟・匡之(ただゆき)の姿があった。
匡之の舌が、自分の指に滲んだ血をなめ取る感触に、音也は目尻を紅く染めながら眉を顰(ひそ)める。「……僕の、血が」呟きながら見上げれば、匡之は確かな欲情のこもった瞳で、音也の顔を見つめていた。(僕らは2人とも、お互いを欲しがっている……)

ウィークポイント
講談社X文庫ホワイトハート
「君の誘いなら、いつでも大歓迎だよ」初めて訪れたバー-ディアナ-で、ロイスは偶然そこに居合わせた榊原から、いきなり声をかけられた。榊原がトオルと飯島の仲を裂こうとしているのを知っているロイスは、内心では気分を害しながらもその場を上手くやり過ごす。そして、再び榊原の魔の手が迫った夜、飯島とロイスは銀座に向かう。しかし、飯島とトオルのためを思って取った、ロイスのあまりにも危険な行動が……。

名もなき夜のために
講談社X文庫ホワイトハート
俺が惚れたのは、あんたの音なんだ!美貌のアイドルの目覚めを描いた音楽の贈り物
解散した伝説のバンドメンバーに出会ったアイドル昂也(こうや)。純粋に音を愛する彼に、ギタリストの要求は身体(からだ)だった!
「あんたとやりたい」
「やりたいって、俺と──?」
「そうだ。あんたとやりたいんだ」
くっきりとした綺麗な二重の目で見すえて、昂也はうったえた。音楽をやりたいという意味だったが、相手は別の意味に解釈した。アイドルグループの一員として活躍している昂也があこがれた伝説のギタリストは、彼の肉体を狙うスケベな最低野郎だった!

暁闇新皇
講談社X文庫ホワイトハート
寛弘4年(1007)初秋。内覧藤原道長は、念願の御嶽詣に吉野へと出発した。宮に付け文をよこした頼通も一緒とあって、随行する義明の気は重い。都では、花山院の御所が謎の獣に襲われ、宮を“姉”と慕う第一皇子敦康親王に取り憑いた怨霊が、平将門と名乗る。親王を救わんと、ひとり闘いを挑む宮。急遽、都へ舞い戻った義明だか……宮を危機から救うことができるのか!?
大人気「斎姫異聞」シリーズ第6弾!
私は<神の子>、ずっとひとりで闘ってきた!
都を混乱に陥れる“新皇・平将門”の怨霊! その<邪気>に苦しむ宮。都を留守にしていた義明は、そのとき……!?
寛弘4年(1007)初秋。
内覧藤原道長は、念願の御嶽詣に吉野へと出発した。宮に付け文をよこした頼通も一緒とあって、随行する義明の気は重い。
都では、花山院の御所が謎の獣に襲われ、宮を“姉”と慕う第一皇子敦康親王に取り憑いた怨霊が、平将門と名乗る。
親王を救わんと、ひとり闘いを挑む宮。
急遽、都へ舞い戻った義明だか……宮を危機から救うことができるのか!?

ティーンエイジ・ウォーク
講談社X文庫ホワイトハート
心がダメなら、身体を求めるしかないよね。
従うことに慣れすぎていた――。
久住のもとを離れ、俊也のマンションへ戻ってきた環(たまき)。再び彼を目にした俊也は、自分の感情を抑えられず……。
首の細い環は、レイプされた女の子のようだった。青ざめた肌色が痛々しい。
俊也は昏い欲望が沸き上がるのを意識した。環を傷つけるとき、俊也の身体はいつも燃えるように熱くなる。なにがなんでも従わせたい。
だが、俊也のギラついた目を見返して、環はゆっくりと言った。
「僕はもう女の子の格好をする気はないんだ」
いとこの俊也と離れて過ごした1週間で、環は自分たちに必要な答えを見出していた。

傀儡覚醒
講談社X文庫ホワイトハート
第6回ホワイトハート大賞佳作(「開静のとき」改題)
伝奇ファンタジーの新たな旗手登場!!
読み応え充分の力作。(川又千秋先生)
キャラクターと世界がよくできている。(ひかわ玲子先生)
呪いでの闘いについて、工夫がある。(夢枕 獏先生)
母が死んだ――その瞬間、平凡だが幸福だった菜樹(なみき)の世界は一変した。
すっかり様子の変わってしまった父に引きずられるようにして連れられた先は、たくさんのからくり人形と、その声を聞くことができる若き住職・海生(かいせい)が暮らす「からくり寺」という異名を持つ古寺だった。
そこで菜樹は、己の血に潜む力と、恐ろしい敵「五鬼衆」とに遭遇することになる――。
伝奇ファンタジーの白眉、ここに登場!!

放課後の悩めるカンケイ 桜沢VS.白萌シリーズ
講談社X文庫ホワイトハート
白萌学院の生徒会顧問・有賀玲一郎は、姉妹校である桜沢学園との合同文化祭を無事に終了したのも束の間、新たな悩みを抱えていた。「いつまでも強情を張るなよ。身体はとっくの昔に受け入れたんだからさあ」桜沢の教師・柳沼敏明に無理やりに迫られ、集中力を失っていたのだ。そんな折、両校の生徒会長に再び問題が生じ、生徒たちから玲一郎のもとへ相談が持ちかけられるのだが――。

吐息のジレンマ
講談社X文庫ホワイトハート
もう1度、しつけ直してくれる?優しくしないのは、おまえとの約束だ。
バーテンダーの仕事を根気よく続けていた成見(なるみ)の前に、兄・英彰が現れた。「おまえが必要なんだ」英彰は、かつて仁科(にしな)が口にしてくれた、成見が一番好きな、一番欲しかった言葉を繰り返す。肉親の愛に恵まれなかった成見は、初めてその温もりに接して──。自分を拾った仁科に所有されなくなった今、成見は次の飼い主を探さなくてはならなかった。「俺を……兄さんのものにしてよ……」

エゴイスト ミス・キャスト
講談社X文庫ホワイトハート
痛みの疼きは、いつしか欲望に……。
仕事が縁でカメラマンの真木村とつきあい始めた和樹は、ようやく2人で熱い夜を迎えた。だが、男同士のヌード写真集「スキャンダル」の発売イベントで、和樹と真木村のツーショットが撮られ、それが写真週刊誌に掲載されてしまう!それ以来、同僚の視線や記者に追いかけられる日々が続いて──。和樹は、落ち込む中、そばにいてほしいと真木村に伝えることのできないまま、寂しさを紛らわせるため1人でバーに出かけたが……。

殺生石伝説
講談社X文庫ホワイトハート
なぜ、俺は高陽(こうよう)を殺す夢を見るんだ──!?
バスケ部が、那須で合宿を決めたときから、勇帆(いさほ)は、毎晩、同じ悪夢に悩まされていた。長い髪、着物姿の、高陽と同じ顔をした美しい女。彼女を追う自分の拳は、何故か金槌を振り上げて──。憔悴する勇帆を心配する湊(みなと)は、高陽と双子を那須に呼ぶ。そこには、謎めいた少年・トモの姿もあった。那須に、何があるのか!?急展開のシリーズ第5弾!